海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

5歳クラスは6歳

大山鳴動してネズミ一匹、という言葉の意味を実感した日。こうならないように慎重に何度も確認しようとしたつもりだったんだけど、ずっと話をぼかされ続けたので、私も真実から離れる方向に誤って進んでしまった。今なら、ぼかす行為がなぜ起きたかなんとなくわかるんだけど、それは後知恵だよねー、必要もなく大騒ぎした結果になってしまって、落ち込んでいるわけ。しかし、今回こういう挙動があり得ることを学んだので、次はこういうミスを犯さないようにしなければ。

あまりにも遠い北京

今年は卒論の進行が例年になく遅く、来週が締め切りだと言うのに、まだ方針が固め切れていない人がいて、そうなると顔突き合わせて話でもしてグッと進行させないとヤバいことになる。ので、まだ大学は開いていないにも関わらず今日は研究室に行かねばならないのである。極個人的仕事始めっていうの?で、二人の学生と詰める事2時間ほど。とにかく、適当にでっち上げた文章を私に投げてみて何を言うか反応を伺いながらこちらが文句を言わないものを探るのではなく、自分でちゃんとした文章を書き何かについて自分で述べる力をつけてもらう事が卒論を行う目的だから、という事を懇々と説く。ああしんどい。終わって、こっちは今日締めきりの論文読み。勝手知ったる話なのでサクサクできたけど、それでも午後いっぱいかかった。どうでもいいけど、研究室寒い。まわりの部屋も誰もいないし、建物が正月の間冷えきっていると見える。こんな環境で論文読みって言っても寒過ぎて辛いわ。夜は町の寄り合い。今日は0.1北京も書けなかったよ!

台風の後始末

冬は薪狩りの季節である。去年は台風のおかげで倒木がたくさん出ており、直後から持っていっていいよと言われていたのがあるので、今日やっと切り出しに行く。ここは重要文化財の敷地の中で、指定されている建物も地震と台風でかなり傷んでいるのだけど、重要文化財なので国の予算で直してくれるらしく、これから工事が入るのだけど、うまく協力して切ってってくれとのこと。なので、ヨメサンとサクサクと切っていく。コナラとサクラ。トランクいっぱいに詰め込んで満足して帰る。丸太運ぶだけで4kmも歩いていた。次は先月切ってきて庭に積み上げている材を割る事。これを片づけないと今日狩ってきた材の置き場がないからね。つうことで、一日からだを動かして血行が良くなったおかげで原稿執筆もサクサク進み、今日だけで2.5北京書けた。あと9日で6北京。勝ったな。

弥縫策

「まっすぐしなやかに働く しごとの「わ」術」を読んだ。いやそれお前のいつもの読書傾向とまったく違うじゃん?どうしたの天変地異でも起こるの?みたいな突っ込みはヤボなので御遠慮いただきたい。ちゃんと理由があるんだよ!いつかわかるよ!

で、感想だけど、うーん、そうか、日本はどうにもこうにも閉塞しているのであるなあ、ということを思った。どうやったら仕事の中で人間として成長していくか、なんて自覚的に目指したりしないもんなんじゃないの?そういうのって、後から気づくもんなんじゃないのかな、と思うのだけど、でもこういう本が出てくる必要性ってのはきっとあって、現状しごとに夢中になれる状況じゃないから、こんな事考えなきゃいけなくなるんだよなって感じるわけよ。夢中になれないのは、そりゃ無意味な仕事してるからじゃないのかな。だったら、そこに何とか意味を見いだそうとするんじゃなくて、意味の感じられるしごとに、お金の稼ぎはよくないかもしれないけど、そっちに移っていきゃ良いんじゃないのかなって感じるよ。第一次産業ですよ。知らんけど。

まっすぐしなやかに働く しごとの「わ」術(しごとのわ)

まっすぐしなやかに働く しごとの「わ」術(しごとのわ)

 

 

他山

本気出さなかった。今日も一北京。世は仕事始めかもしれないが、私の勤め先はまだ休み中なので、別に良いんだ。オレの冬休みはまだ明後日まで続くんだ。ところで、昨日のこと、隣の隣の市にある某本屋さんを初めて訪ねてみた。以前から良い本屋だと噂は聞いていたけど、来月に閉店になってしまうと聞いたので、その前に、というわけだ。で、行ってみると、確かに良い本屋だった。こんな本屋が駅前にあるってそんな幸せなことはないのだから、住民みんなで買い支えてあげれば良かったのに>隣の隣の市の人。っていうか、噂によると、閉店の理由は、テナント料の値上げらしい。で、その本屋が入っているビルは市の持ち物なんだとか。公がはした金のために、その市の財産とも言うべき良い本屋を失う羽目になるわけですよ。ああバカバカしいったらありゃしない。

休みの日に書かずにいつ書くというのか

原稿を書かねばならない。おおよそ一日一北京書けばいいなと思っており、12/30から昨日まで4北京書いたので良いペースである。しかし今日は失速して0.5北京しか書けなかった。こんなこっちゃいかんよ。三が日も今日までなので明日から本気出す。

引き続き読書

「世界神話学入門」を読んだ。各地の神話の類似性と人類の分布拡大とを重ね合わせると何が言えるか、という本。この本によると、世界の神話は、ゴンドワナ型とローラシア型に分かれるらしい。ゴンドワナ型神話には世界の起源とかなく、はっきりした物語性もなく、なにやら混沌としているのが特徴で、ローラシア型は神がいたり起源と滅亡があったりとにかくかっちりした構造があるのだそうな。と、こういう話を読むと、おおおっと身を乗り出すのだけど、ゴンドワナ型神話の紹介に入るところで大きく失速。なんせ良くわからないぐじゃぐじゃした話を数十ページにわたりいくつも読まされるのは辛い。が、それを乗り越えると、いろいろな神話の類似性の話や共通して使われるモチーフの意味の解説や、よく知っている日本の神話が、他の神話と比較して語られるところに入って、ここは面白く読めた。

世界神話学入門 (講談社現代新書)

世界神話学入門 (講談社現代新書)