海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

姫始め

昨日はそんなことがあったので、今朝がこの夏のギンメッキの交尾スタートとなる。で、さくさく二個体仕事を済ませて、今日は手持ちはこれだけしかないので、さくさくと長崎に送り、本も一応の脱稿を見たわけで今日はぼやぼやと過ごす。なんせ昨日飲み過ぎたから。

有閑マダム

月曜にとってきたギンメッキは火曜日から庭に放しているのだけど、なんかやたらと定着率が悪くて9個体放したのに今朝残っているのは3個体のみ。本当は昨日から実験できたはずなのに雨でできなかったりして幸先悪い。でもまあ、ついに今日から本格始動。ということで、オスをメスの網に入れてやるとすぐに求愛を初めて、交接にいたるのだけど失敗する。そこまではまあちょくちょくあるので、何回か繰り返せばうまくいくわ、と思っていたらオスがやる気を無くしてしまった。これはおかしい。こういうのは交尾器を破壊されてメスに対してのオスの態度である。変だよなあ。。。と思ってふと脇を見ると。いなくなったと思っていたギンメッキが糸にぶら下がって死んでいた。うわー。なんでこうなってるのー。と思ったら、そのすぐそばにオスがいるじゃん!!!!!!!外から侵入してきたのか!!!!ウチのまわりにはギンメッキはいないので庭にメスだけ放していてもオスと接触する機会はこれまでなかったのだけど、まあオープンにしているので何らかの偶然で野外のオスが入ってくる可能性はゼロではなかったわけね。このスタイルで研究初めて5年目にしてついにこういうことが起こったのか。しかし、ということは今網を張っている3個体、ひょっとしてこのオスに手籠めにされているのでは?と、慌てて捕まえて検鏡してみると、そのうち近くにいた2個体で交尾の跡が見られた。。。ということで、こいつらも実験に使えない。。。がっかりしたので、補充のクモを採りに竹林に行くと、なんか業者がはいって大規模伐採中。ギンメッキとりのメインの場所じゃないから良かったけどさ。これ去年の台風の後始末だよなきっと。まだ後遺症あるんだよな。で、無事とれて車で帰宅すると家の前に顔見知りの役場の職員さんがいる。あーそうだ、ヨメサンが朝近所の人から道路の側溝のフタが外れて子どもが落ちて脚すりむいたから役場に言ってくれって言われてたなあ。対処が早いなあ、と思って挨拶したら「あ、奥さんから電話いただきまして、見に来ました」とか言われる。いや、そこは普通「nakata議員から」というところでしょ。ヨメサン、議員の権威ないじゃんねー、と思ってウケた。いや、でもこれは私的には好もしいことだと思うのよ。職員さんにフラットに接してもらえるのって良いじゃんね。敬して遠ざけられるよりよっぽど良い。で、ヨメサンも出てきて3人で話をしていると次々と近所の人が集まってきて、どうしたら良いか相談。側溝の扱いの法的建て付けについて教えてもらって勉強になる。それから私はお出かけ。明日から大阪市博で始まる特別展「昆虫」の内覧会に招待してもらったのだな。まあ私インサイダーだし。で、こういう機会も初めてだし。内覧会ならゆったりと見られだろうと思って行ってみたら仰々しい開会式があってそうか大きなイベントなんだと思った。で、内覧会は予想と違ってたくさんの人で賑わっていた。で、サーッと見て回って、裏に回ってサーバーのスクリプトの更新作業ちょっとだけして帰る。夜は町の寄り合い。思いの外白熱して25時まで。ねむー。

滑り込み

冷えたお弁当を食べないですむ木曜日がこんなに幸せだったとは。授業は1430に終わるのでそれから原稿書きの追い込みである、と思っていたら、学生が卒論の相談にやってきて話していると3時間が過ぎる。なんか途中から人生相談みたいになってきて、まあそういうのも仕事のうちなので、相手する。で「先生は親の言うことを聞かなかったりしてきたんですか?」とか突然聞かれて、いやまあその通りなんだけど、なんでそういうことがわかるんだろうか?こちらは自分の話は全然してないのに?と不思議であった。でもまあとにかくそういうことがありながらも原稿は完成した。一応は脱稿といえよう。明日の午前中までといわれていたので間に合ったぜ!

ニ物を与えず

近所の友人が夜やってくる。罠猟やっている友人を撮ったドキュメンタリーをBSでやるから見たいとのこと。それは見たいということで一緒に見る。いや私も生きるために必要なものをできるだけ自分で何とかしたいと思う人なので、動物性たんぱくを自分で捕れる猟師にはあこがれがあって、その有名人が友達の友達と来ればそりゃ興味も湧くわけよ。けど、番組を見て、やっぱり猟師は肉体派の仕事であって、私みたいな運動神経の繋がりがもう1つな人間には向かないよなと思った。あと、もうオレも歳だしなあ。山の中での彼みたいな身のこなしを今から身に付けるのは難しいかな、とも思うわけ。若い時に始めてたらできてたかもな。まあいいやオレはベジタリアンで行くよ。

ウォルフガング

今かいている本だけれども、いったん全部書き上げたあとで方向性が変わって、加筆につぐ加筆をしていたわけだけど、オリジナルの原稿からも一部生かすべきところを編集さんが切り張りして組み立ててくれていたのであるな。でもそこはやっぱ調整が必要ということで手を入れようとするのだけど、なんかオレこんなこと書いたっけ?みたいなところがあって、うーむ手を入れようにも良くわからんぞ、と思うことがちょくちょくあった。で、オリジナルを当たってみると、なるほどいくつか話の転換点になるようなタームが欠けてたりすることがわかる。で、それを補えば、少なくとも自分的には流れがよくなるわけ。でも、編集さんがこう切った、ということはひょっとしてその流れってオレの独りよがりだったりするわけ?と今日は絶賛不安落ち込み中。

夏の始まり

本当は今日も原稿を書いていたいところなのだけど、三日間そっちばっかりやったので、編集側の仕事が滞っているので、午前中はそっちをやっつけることに。で、S宮さんからメールが来て、あーそろそろギンメッキの夏世代が出てる頃やんか、ということを思い出させてもらう。いや、自分の名誉のために言っておくと、既に先週思い出していて、月曜日に一度竹林にいってるのですよ。そのときはまだ子グモしかいなくって、これは金曜日くらいから出始める、と思っていたのを週が明けるまでズルズル面倒くさくって行かなかったという。けどS宮さんのメールを受けて、重い腰を上げなきゃいかんのう、と思ったというわけ。で、この辺で一番ギンメッキの進行が早いポイントに行ってみたら、もう成体がけっこういる。しまった出遅れた。けど、まあたくさんとれたからいいでしょう。これからまた1月ほどギンメッキの交尾交尾と言い続けなくてはならないわけ。原稿と平行してできるのかどうか不安。

一枚のステーキ

原稿書きの合間を縫って芝刈り。手押しの機械と電動のトリマーとを使って美しく借り上げるのである。うっとり。昼から駅前の手作り市に行って、隣町の博物館に勤めてたけどこの春やめちゃった人と会ってお話。というのも私が今年から理事やってるNPOがその博物館の指定管理やってるので、そっちからやめるの聞いてヘーって思ってたのね。いろいろ内情聞く。その後所用でディーラーに。このディーラーの近所には良い肉を売ってる肉屋があって、ヨメサンと今日の晩ご飯について、せっかくここまで来たから肉でも買うか、ということになる。で、ステーキを求めようとしたらば、4枚買うと6000円越えになるわけよ。さすがに怖じ気づくので、もっと安いのないか?と思うけれども、良い肉を売ってる肉屋だからないの。しかたないので、2枚買って半分ずつして食べよう、ということになる。いじましい。それでも3000円じゃんね。ところがウチに帰ってくると、ぶーちんは何かの打ち上げで晩ご飯いらないらしいじゃん。ということで、1人当たり1000円のたんぱく質ということになる。まあまあ、これくらいならたまにということで許容もできるか。ってか、ぶーちんの打ち上げって何よ。中学生の分際で打ち上げて焼き肉って最近の子供は何贅沢してるのよ。