海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

パイプマン

小田嶋隆のコラムの切り口」を読んだ。ミシマ社刊。いろんなところに出たコラムを集めて、手法ごとにまとめた一冊。小田嶋節を堪能できる。しかしなにが面白かったかって腸洗浄で、オレこの本に載っている文章を読んだのは初めてなのに、なぜか小田嶋氏が腸洗浄したことは知ってるという。どこでこの知識を得たんだっけ?それはともかく、もうこれは抱腹絶倒であった。一度やってみたいようなでも怖いような。ともあれ、いつかサインもらいたいなあ。夜は町のZoom寄り合いがあったのだけど、気乗りがしなくて知らんふりしてた。が、終わり頃にちょっとだけ顔を出して、ビール飲んだ。まあ週末だからいいか。

小田嶋隆のコラムの切り口

小田嶋隆のコラムの切り口

  • 作者:小田嶋隆
  • 発売日: 2020/03/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

1周

で、昨日は時間割的には立ち講義もあって、そちらはスライドショーにナレーション入れて動画化したのをオンデマンドでダウンロードしてもらって見てもらい課題をLMSの掲示板に書き込んでもらうという方式。準備さえしておけば時間割上の時間にも特に何もしなくて良いという。最初に死ぬほどがんばればあとから余裕が出来るというオレ好みの仕様である。といっても、ローテクな私であって、理屈は分かっていても実際に時間割上の時間に何もしないというのは不安な気持ちになるものである。ちゃんと学生はアクションしてくれているのだろうか?が、ちゃんと掲示板には書き込まれていることがわかってほっと一安心だ。これが上手く行くならオレこの方式が一番良いわ。で、今日は山場である。Zoom授業3コマ。朝一のは大学院でマンツーマンでRの教科書を読む。Zoomをずっと続けるのは疲れるので、しばしオフになって読んでもらい、その後またオンにしてもらって質問を受け付ける形に。さすがにマンツーマンで大学院生だしこれで行ける感じ。2コマ目は英語で科学記事を読むやつ。で、これが最大の難関で、去年までは予習してきてもらって一文毎に学生を当てて訳してもらう方法を取っていたのだけど、それをZoomで置き換えるのができるかどうか不安なわけよ。音聞こえにくいし、ちゃんと接続できるかどうかわからんし、1時間半のパケットとか披露とかもあるし。なので、分担を決めて訳してもらったのを文字ベースでやり取りするとか、少人数グループに割って例えばパラグラフ毎に分担決めてグループワーク的に訳してもらうとか、いつもと違う方法も考えていたわけね。で、学生にどのやり方がいいかその意向も聞こうと思ってて、実際聞いてみたわけ。そしたら皆さん旧来の教室型のが良いって言うのよ。そうかここの学生は真面目だから、状況が変わっても何とかして同じやり方を続けようとするんだよな。まあいいやそれならその方がこちらも楽ではあるので。で、次は内容で、英語で科学記事を読む意味として、バイアスの無い情報を得て、危機に接して身の安全を図れるのである、と訴えたので、当然にCOVID-19関連の記事を読みたいと希望して来ると思っていたのにそうじゃなかった。。。なぜだ。。。まあともかく、この科目も方向性が決まった。お昼からは卒論生とゼミ。この事態を受けて卒論の方針を改めて一人一人確認。終わって、このままミーティングルームは開けておくから時間のある人は残ってお喋りでも、って言ったら結構残った。で、1人ずついなくなっていきながらも結局1時間半もだべっていたので、ああ学生には今こういう時間が足らないのであろうかもしれん、と感じ入る。で、卒論生から、他の科目でもこういう時間を作ってあげたら良いと思う、とアドバイスをもらったので早速来週やってみようと思うのね。ともあれ、これで全ての科目を1回やった。なんとかなる確信が持てた。夜U丸さんを誘ってZoom飲み会。長崎のI上さんも誘って久しぶりに三人で話す。21時を回っていたのにI上さんたら研究室にいた。長崎は平常運転らしい。

三国一のうつけ者

痛恨である。教授会をZoomにして、学部長の会議も今週はネット上で行われるというのに、オレは先週大学に行った時に、明日授業で使う教科書を持って帰ってくるのを忘れたのである。慣れてないのでミスっちゃうんだな。ということで、今日は自宅でZoom授業が出来るはずなのに大学に行かなければならない。何という愚かしさ。辛い。ということで朝から車で大学に。サクッと教科書をゲット。午後からの授業までにウチに帰っちゃう手もあったのだけど、自宅のノートでZoomやるより研究室のデスクトップでやるほうが画面も広いし良いかと思ってそのまま居残って昨日に引き続き少人数科目。こちらもインストラクションと生存確認と自己紹介。昨日は2回生だったところ今日は3回生で、こちらが何も言わなくても学生同士でおしゃべりを始めている。楽だ。で、こちらも終わって今度は教授会だ。Zoom教授会なのにオレは研究室から会議を主宰しているというなんか倒錯。いやあそれにしてもZoom教授会はサクサク進められてうれしいわ。たまらんわ。ひひひ。終わって帰ってきて畑に行く時間もあったよ!

出港

というわけで、ついに今年度の授業が始まってしまう。いや、先週金曜日から大学としては始まっていたのだけど、金曜日も月曜日も私は授業が無いので私的には今日からだ。といっても少人数科目なのだけど。ということで、Zoom授業。この時のために何度も練習してきたわけで、開始時間の10分前には既に来ている学生がいて、こんな早い時間にエライじゃんとか話をしていると、「他の授業で入れなかったことがあったので早めにやりました」とのこと。そうかやっぱトラブってるんじゃん。まあ当り前だわな。そうこうするうち次々と集まってきて、8割そろったところで開始時間。うーん何人か来てませんねえ、というと「今接続できなくて他の方法を試しているらしい」と教えてもらう。ほほう。で、パソコンでつながらなくてもスマホでは繋がるということがあるらしく、確かに待っていると更に増えて、結局1人だけ来なかった。で、1回目なのでインストラクションしたり生活状況を聞いたり自己紹介した。自己紹介ではこちらがいじりつつ学生同士の発言も進むよう促すのだけどZoomだとやりにくいな。早々にあきらめて、さっさと終わらせる。ということで初めてのZoom授業終了。学生の様子を見るにそれほど抵抗感は無さそうで、まあなんとかなるんじゃないかという気がしてきた。

乱高下

コロナ禍が続いて私もイベントとかいくつも無くなって、収入がその分少し下がっているのだけれども、まあそこは給料取りであって、自営の人とは比べ物にならんほどお気楽である。一方出て行くほうはというと、これだけ活動が下がっているわけで、支出もダダ下がり。先月の家計簿を締めてみると、ギョッとするよな貯蓄ができてしまっているように見えるわけ。これはまずい。こういうのをガメていてはきっとバチが当たると思って、昨日二ヶ所にお布施をしてみたのだな。が、今日だ。忘れていたけど、税金を払わなきゃいけないわけよ。これがまた巨額であって、泣く泣く納めてきたのだけど、これをとにかくまともなことに使わせないといかん、と、心を新たにしたわけ。とまれ検察庁法改正案に抗議します。

だるまさん

ひたすら授業準備に明け暮れている間でも我が家の庭では実験が進行中。処女メス5匹とオス1匹を離して何個体と交尾するかデータを取っているのだな。もう足掛け4年やっている。1回のデータ採るのに準備するのに最低1週間離して1週間で2週間はかかるわけで、ギンメッキの処女メスが取れる期間的に言うと年に最高5-6回しかサンプルが取れず、世の中そんな思い通りに行かないわけでこれまでの三年で11しかできてないのだな。で、今日、今年の1回目が終わったので次のセットの準備でクモを採りに行く、と、ガサガサって音がしてスギの幹をパーって駆け上がる何かがいる。おやリスでは?で、相手は幹の向こう側にいて、時々顔を出してこちらを伺うのである。ウン確かにリスだ。タイワンリスかな?で、どうもうっかり木に登っちゃったあとでこちらに気がついて、下に降りたくてもそうすると私に近づくことになるわけで困っているっぽい。これは都合が良いのでじっくり観察するわけだが、こういう時に急いで近づくと逃げられてしまう。一方のリスさんは幹に隠れながら少しずつ下に降りてこようとするわけ。しかし、幹に隠れているということはリスさんはこちらが見えていないわけで、その間にこちらもジリジリ少しずつ近づくわけよ。そうするとリスさんまた仕方なしに少し登るわけね。で、こういうことをしばらく繰り返しているうちにリスさん勇気を出して駆け降りてどっか行っちゃった。楽しかった。

針のむしろ

週一でトウモロコシの種を蒔くので朝からサクッと蒔いてくる。今日は夜に雨が降るらしいのでちょうど良い。で、久しぶりに授業動画作成作業。ここまで10回分ができていて、あと4回作れば良いので追い込みだ。しかし、良く考えたら教室での授業を行わないのは当面6月末までである。これ7月になって旧に復したら今オレが作っているこの動画は一体どうなるというのか。これだけ手間かけてオクラにするのは悔しい。っていうか、その場合は教室でこの動画を上映すればいいのかな。うわーそれ恥ずかしいぞ。