海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

口にチャック

今日から学祭。例によってヨメサンと無料卓球場へ。幼稚園のお母さんたち二人も後から合流。近々幼稚園で大卓球大会があるらしく、それに備えるのであるな。一時間ヨメサンを鍛える。何を隠そう私は中学生の時卓球部所属だったのだ。卓球経験者と言うのは相手の打球の軌道に合わせて常に細かく自分のポジショニングを調整しているので、何もしてないようでも運動量が大きいのである。ということで1時間でクタクタになり、ヨメサンに不審がられる。失礼なヨメサンである。打ちやすいところにちゃんと玉を返すためにこちらの払うエネルギーコストを何と考えているのであろうか。決して年のせいではないのである。

心地よい疲労の中研究室に。先月締め切りだった日本語原稿にコメントがついてきたので改訂作業。真面目にコメントをもらえたので、こちらの作業も大変。だけどありがたい話である。

そうこうしているうちに、また学祭会場に。今日は就学予定者の健康診断が小学校であり、ヨメサンがぶーちんを連れていくのだけど、それはすなわち上の子がいつもより早く帰ってくるのにウチには誰もいないと言う状況になる事。なので上の子には、直接学祭に来てもらって遊んでいようと言う。で、上の子が来る前に学生と会ってそのまま一緒にしばらく遊んでもらう。そうこうしているうちにヨメサンぶーちんも合流して、5時半まで学祭荒し。

夜、ヨメサンが「ナイト&デイ」を見てくる。で、ヨメサンとマンゴールドは面白いねえと話していたのだけど、「ニューヨークの恋人たち」の評価は分かれたのだな。私的にはあれは凡作でしょう、と。で、どういう話の流れだったかすっかり忘れたけれど「口を塞いでしまえ!」という発言がヨメサンから出た。

それで思い出したのが、今週初めに日記に書こうと思って忘れていた事。ウチの自治体では、よい年になってくると、主婦でも胃のレントゲンを撮ってくれる。で、1月ほど前だったか、もう若いとはいえなくなってきたヨメサンにもその機会が訪れたわけだ。ところが朝起きて空腹だったヨメサンは本能のままに朝ご飯を食べ、その後ハッと「今日は検診の日!」と言う事に気づくも既に遅し。泣く泣くキャンセルと言う事になった。で、市の人に「もう機会はないでしょうか?」と訴え、更なるキャンセル待ちの列に入れてもらったのである。で、幸い次の機会を得て、今度は絶対に忘れないぞとヨメサンがとった策が、前夜から口にテープを張って物理的に飲食できないようにする事であったという。そのまま寝て朝まで過ごして無事にバリウム初体験に至ったのである。ヨメサンは時々こういうマンガ的アイデアを実行に移すからあなどれない、という話。