海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

さよなら畑ゼミ

少し寝不足気味の中、畑ゼミで久し振りに鍬をふるう。今日で木曜の授業は終わりなので、畑の掃除のようなものだ。っていうか4年間やってきた畑ゼミも今日で終わり。いろんな作物を失敗してきたけれど、失敗させるのが目的みたいなもので、やるべき作業を怠れば上手く行かない事、やるべき作業を丁寧にやっても時には上手くいかない場合もある事を経験してもらって、中等教育でかけられた呪縛から解放されて欲しかったのだな。あと、丁寧に観察する事の重要性も学んで欲しかった。そうして「外部」という観点を持って欲しかったのだな。これらが功を奏したのかと言われるとはなはだ心許なくて、言われた事をただこなすだけにならないよういろいろ仕掛けたつもりだったのだけど、まあ反省する事は多い。

午後からはもう一つのゼミ。こっちは自然観察がメインで先週はキャンパスとその周辺で鳥を見たので、今週はウチの隣の教育大に出張ってきてやっぱり鳥を見る。こちらにはシメがたくさんいて私的にはうれしい。で、これでウチの大学での私の授業は少人数科目も含めて全て終わり。その最後の授業が、自分のところじゃなくって隣の大学でってのが、あなたらしいといえばあなたらしい、とはヨメサン評。

やっと来月の集中講義の準備を一渡り終える。人の研究をいろいろ紹介するわけだけど、結果が同じような論文が複数ある時、結果が表で示されているよりもグラフで示されているものの方が使いやすいわけで、いきおいそっちを紹介する事になる。自分の事を振り返ると、グラフの1つもない論文と言うのもあって、あれは元々グラフを使っていたのを、査読者に表にしろと言われて従ったからだった。これからはそういう事態になったら普及力を考えてできるだけ抵抗しよう。

そして来週の上野原でのセミナーのための準備。集中講義のファイルから必要なものを切り出して並べ替えるだけなのであっという間に完成。だけど、スライド数が多すぎる。一時間程度の話に60枚はいかにも多い。大丈夫だろうか。

まだ集中講義翌日のセミナーの準備が残っている。