海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

滑り込み

そして定例竹林調査の木曜日。もうシーズンも終わりかけでクモの数も減ってきたので、調査もサクサク進み午前には終わる。そこで問題になるのは、こないだからやろうと思っているのにショウジョウバエが採れないのでできていない実験だ。これは昔やったことのある体の色の違うギンメッキをショウジョウバエに提示してどちらを選ぶかを見た実験の銅鉄で、ギンナガとギンメッキを提示してやろうというものだ。だけど、ギンナガは多分ギンメッキより早くフィールドから消えるので、9月の半ばにもなるともうやばい。この実験は今もらってる科研費ネタで、この科研も今年が最後なので、このシーズンに実験できないと非常にヤバい。ということで焦りMAX!なのであるよ。だけど、今日、庭に置いてあるショウジョウバエ培養瓶を見てみると、なんか少し沸いてきてるじゃん。これなら実験できるかも!と、ともかくもギンナガを確保しに出かける。何とか1個体成体を見つけるが、これを網ごと針金で作ったフープに採らなきゃならない。が、ギンナガは低いところに網を張って、もう草とかバンバン生えてるのでフープを近づけるのも困難。ええい、と無理やりやったら網壊しちゃった。。。がーん。しゃーないので、クモだけお持ち帰り。庭に張ってるギンメッキの網をフープにとってギンナガ移植してやると、ちゃんと受け入れてくれたので、一安心。クモのこういうところって便利よね。で、何とかかんとか実験を終える。サンプルはたったの1で、これだけでは確かな結論には達しないのだけど、でも、とにもかくにも科研の報告書が空っぽになる事態は避けられた。ここ半月ほどのプレッシャーがだいぶんと軽くなったよ。