海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

木に登る

阪急は水無瀬駅前にある長谷川書店でのお話し会。去年の秋にもやらせてもらって、自分で言うのもなんだけど大好評を博したので第2弾だ。いや、地元だから言うんじゃないけど長谷川書店はとってもユニークな本屋さんで、趣は違うけど昔の恵文社レベルの面白い本屋さんだと思うのね。そんな本屋が最寄駅の駅前にあるってのは素晴らしいことなので、その盛り上げには是非とも協力したく、ということでのイベントである。で、前回と同じく昼の部と夜の部の二部制で各20人ほどの定員。前回はクモに関する4択クイズを作って、それと出版の最中だった子供本の話を中心にやったのだけど、今回は、一般向け本が出たとはいえ、柱になるネタがいまいち決まらず、いろんな話をまとまりなく喋るかなあ、といった感じで、それだとなんか悪い気がしたのでプレゼント用に生き物写真を用意したと言う次第。で、昼の部が始まってみると、結局脱線に脱線を重ねて、用意したネタの1割ほどしか喋れなかった。いやしかし、お客さんに子供もいる中、血縁度の話とか噛み砕いてやったんだからオレもチャレンジングだ。で、本屋さんでのトークなので、オススメのブックリストとかも用意して、その本が並んだ本棚も用意してもらっていたのに、オススメ本の話を全くしないまま、昼の部を終わらせてしまった。まったく統制が取れていないが、お客さんの反応が良い舞台では、これでいいのである。喋ってるこっちも楽だわ。で、いったんウチに帰って休憩して再度夜の部に出かける。今度は用意したネタの6割くらい話す。ということで、昼の部と夜の部でほとんど内容に被りがないという。行き当たりばったりもここに極まれり。夜の部はミツバチのオプティックフローを利用した飛行制御の話が一番受けた。ケアンズで初めて聞いて感動したネタがこうして生きてくるのね。あと、サバクアリのナビゲーションの話も反応よかったかな。私的には昼も夜も喋ったクシクラゲのネタがいまいち受けなかったのが残念。つうことで、第2弾も無事終了。1回目の時も統制が弱かったのだけど、そうすると面白いネタからどんどん投入することになり、2回目に投入するのは二線級のネタになることを心配して、それを薄めるために最近面白かった動物ニュースとか用意してたんだけど、杞憂だったかもしれない。まだ引き出しは残ってそう。と言うことで、調子に乗って、じゃあ第3回も近々やりましょうねー、と言うことでお開き。いやしかし、長谷川書店は本当に素晴らしいので、本好きならば離れたところからでも遊びに来る価値あるですよ。