海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

お父さん先生再び

ということで、今日は9時ごろに某実家の近くの幼稚園に行くべく8時20分ごろ車で出発。電車で行くことも考えたけど、今日はしこたま暑いらしいので回避。朝の渋滞が読めないので高速を使ってゴーだ。で、読み通りドンピシャ9時に到着。登園のお母さんたちの間を縫って今日のスケジュールの確認をしてまずは講堂へ。最初は小一時間ほどお母さんを集めて、子供を虫嫌いにさせないためにお母さんが虫に詳しくなりましょう、というお座敷。とりあえず、手持ちの面白ネタをいっぱい説明する。まあ、こういう会に来るお母さんは意識高い人たちなので、やりやすいったらない。で、10時半から30人ほどのクラスごとに「虫博士の登場デース」とかやって、園児を生き物と触れさせる触媒となる係。まあ先生のやり方に合わせて出たとこ勝負でやろうか、と思ってたんだけど、いきなり場を仕切るよう振られて一瞬ひるむも「みなさん虫は好きですかー」とかやって、つかみはオッケー。まあこのくらいの子は素直だから何やっても簡単に場を掌握できるな。で、園庭に出て、虫さんがどこにいるか教えてねー、とやって、子供らがパーッと散って行くのである。すると後はもう、ひたすら園児に手を引っ張られるまま、アリだねー、とかクモだねー、とか、タマムシの翅だねー、とか言ってると1クラス20分なんてあっという間なの。しかしどうでもいいけど園児の中には生き物のことなんてどうでもよくて、ともかく私の気を引きたいだけの子がかなり混じっていた感じ。最初はその辺がイマイチよくわからなかったが、気がついてからはうまく対応できた気がする。で、年長さんだけは別プログラムで、タライで飼ってるカメを大きなトロ舟に引っ越しさせて飼育環境を整えましょうという趣向。ついでに園庭で初めてのお散歩もさせてやる。で、アカミミガメ1個体にクサガメ2個体がいて、アカミミは大きいし爪が伸びてないのでメスですねー、とか言ってたらば、トロ舟に入れると、なんかクサガメの匂いをクンクン嗅いで、なんかおかしいなあと思っていると、求愛始めたよ!!これオスじゃん!!!すげービックリした。っていうか講師の沽券とかどうなるの。てなわけで午前が終わる頃には、なんか集中力が切れてきてボーッとしてきた。暑さのせいだと思ってたけど、お昼ご飯を食べたら回復して午後はずっと調子が良かったので、これはきっと朝ご飯に厚揚げしか食べなかった糖質不足のせいだと思われる。で、午後はもう一クラスの面倒を見ると降園時間。それが14時半くらいに終わって、それからは今度は園の若い先生たちにレクチャー。女性なもんで、園に虫が出るとキャ〜とかなるらしく、子供の健やかな発育のため、そこでぐっとガマンして、愛を持って虫と接してやってくださいね、という話をする。そして園の裏にある林に皆で出かけて、こういうところを見るといいですよ的な実習ですかね。壁とかテントウムシの蛹ついてるでしょとか、よく見るとクモの糸がそこら中にあってでキラキラしてるでしょとか、ホラこれがアリさんのケンカとか、まあ色々ネタはある。ということで16時までフィールドワーク的なことをして、1日終わり。園の方には喜んでもらったかと。オレ、今日はかなり大きな社会貢献したと思うんだ。