海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

低生産性の悪魔

最近の大学業界のトレンドは、学生しばきあげである。大学業界っちゅうか高等教育行政のトレンドがそうということで、それはまあありていに言って、教育とかに関してあまり見識の無い有◯者たちの「今の若いもんは」意識が噴出してこうなっているのであろうと推察する。これも豊かさの一つの現れであり、なんとか閑居して、というやつであろう。ともかく、しばきあげである。で、今回は、半期のGPAがある閾値以下だった学生を呼び出して面談する話だ。昨年だったか一昨年だったかから、これが始まったのだけど、私なんかもう立派な大人である大学生に成績悪いから対面で詰めるなんてガキ扱いするのは失礼だろうと思うのである。成績の悪い学生になる自由もあるぞ人にはな。とはいえ、これをすべてサボタージュするほどの理論武装と度胸が私にあるわけでもない。そこまでこの面談というのが害をなすと思っているわけでもない。ということで、呼び出した学生には「こう言う面談はしょうもないことで、君には学業以外のことを優先して成績が悪くなる自由もあるのだから、好きにやりたまえ」と言うことにしている。すると一部の学生は「だいたい、ちょっと先生と話ししたくらいで、成績良くなるわけないじゃないですか。私がここで、がんばります、とかうわべだけの言い繕いを言っても意味ないですよね」みたいなことを言ってくれるので、そうだよなそんなにしっかりしたこと考えてる人は何の問題もないよな、と思って安心するのである。つうわけで、今週は11人と面談。他にも別件で5件あり、全部で16件。1人平均30分くらいと見て、8時間かよ!