海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

だからロンハワードはダメだとあれほど

やっと晴れたのでギンナガ交尾の観察しようと勇んで庭に降り立ったら、準備の整った二個体のうち一個体がいない。さらにもうすぐ準備が整うはずのもう一個体もいない。ぐぬう。今年の夏はギンナガを放しても放しても定着しなくて辛い。ともあれ残った個体にオスを仕掛けたらサクッと交尾。調子に乗って、まだ準備が整ってないはずのもう一個体にも仕掛けたらこちらもサクッと。なんだいよかった。つうことで、またクモが減ったから補充に竹林に。一応山の麓だからちょっと緊張しながら。まあ避難勧告も解除されてるから良いでしょう。夜はシネコンで「ハン・ソロスターウォーズ・ストーリー」。抜く前に撃て、という話。いや予想通りにダメダメだった。どうしたらこんなに下手に作れるかな、という。冒頭のスピーダーのカーチェイスは、目新しくて、オオ、と思ったし、その後のゲートを抜けるサスペンスも盛り上がって、これは予想を裏切って燃える作品になるのか?と期待したのだけど、ここで高まったエモーションはその後放置。あれー?どうなるのかなあーと思っていたらば、別の話になっていった。なんじゃそりゃ?そうかじゃあ別のエモーションを作るんだな、と思ってたら、そのために必要な過去の告白は最後までなされず、結果、ドラマ上の敵であるところのポールベタニーのエモーション上の位置付けがわからないまま話が進むから、見ている方は置いてきぼりだ。あとロボットの解放を謳うロボットの意味もよくわからないし、最初よく知ったのとは違う形で出てきたミレニアムファルコンが馴染みの形になるプロセスもあざとい。そもそもよく考えてみれば、皮肉屋のハンソロというキャラクターは、ルークというヒーローがいたから引き立っていたのであって、これをそのままピンで主役にできるかというとなかなか難しい。そこで、いろいろ主役として成立するのに必要な要素を付け加えていくのだが、そうするとそれハンソロちゃうやん、という話になる。つまり、これそもそもの企画が間違ってたんじゃないか?という。あとマニア向けのサービスシーンの数々も「ほれお前らこういうの出しときゃ満足だろ」みたいな底意が透けて見えて面白くないのも減点要素だったな。とにかく、オオコケも必然という作品でした。