海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

コヴレスキー

仕事が終ってからシネコン。「バーバラと心の巨人」。動物性たんぱく質を取らなきゃダメだって話。人間集団と適合できないウサミミ眼鏡っ娘が社会とおりあいつけてく話だと決め込んで出かけてみたら、だいぶん違う話だった。まあ、それはそれで悪くない。で、主人公のバーバラの気持ちを考えたらそりゃあそうなるわなってうっかり涙出てくるような話だった。子供だと受け入れられないことってあるよね。

 

とはいえどうにもならないことを受容してればそれで良いかって言うとそうでもなかろう。というのは、帰宅してみるとヨメサンがどんより落ち込んでいるのだ。島本町議会ではずっと議会のネット中継が課題として上がっていて、住民からもずっと要求され続けているのである。というのも、議員の中には行儀の悪いのが複数いて(ヨメサンじゃないよ)、特定の議員に対して品のないヤジを飛ばしたり議事を妨害してきたりする、いわばイジメのような事象が頻発しているらしいのだ。一方、そういうのは傍聴者がいる時には一定抑制されているらしく、まあ住民の目があればそれを気にしておとなしくなる、という、まあレベルの低い話らしい。陰湿だよね。俯瞰してみれば地方議会あるあるなのだけど、とうの住民にしてみれば、議会のレベルが低いということは町の意思決定がうまく行かなくなることに繋がりかねないわけで、勘弁して欲しい事態だ。そこでネット中継でいつでも見られているという環境を作ることで、品のない行動が抑制されればな、というのが住民の願いというわけだ。もちろんそうしたからって議員のレベルが上がるわけじゃないのだけれども、少なくともまだましな議員がより自由に振る舞うことができるわけ。さて、このことを問題となる議員の立場から見てみると、困った事態ということになる。彼ら彼女らがなぜそういう振る舞いに出るのか私には本当のところは良くわからないのだけれども、まあ好きでやってることではあろう。それがネット中継のせいでできなくなるのは、好きなことができなくなるわけでいやだわな。つうことで、ネット中継実現を何とかして妨害しようとするわけで、今日はそれで少なくとも向こう三年は実現の目処が立たなくなったらしい。開かれた議会なんてお題目なんだよね島本町議会では。で、ヨメサンはもちろん開かれた議会の実現を望んでいて、この間も、実現のための課題を検討するWGとかで仕事してたのである。その努力が水の泡だよ。そりゃ落ち込むわな。ってか、恥ずかしい限りですよこんなことばっかりしてる議会なんて。まあ究極的には票を投じる住民が悪くって、こういうことをどうにもならないとして受容して来た結果が現状なのだよね。