海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

危機と呼ばずしてなんと呼ぶ

島本町の保育環境はこのところ悲惨な状態になりつつあり、待機児童率が今や大阪府自治体ワーストワンとされているほどである。

www.gaccom.jp

で見てみると、島本町ではH30年4月段階で、待機児童数36人に対して利用者数が697名となっており、待機児童数を利用者数で割ると5.2%となる。

で、本当の問題はこの先だ。町では大型マンション開発ラッシュが続いており、来年度は待機児童数が100人を超えると予想されている。来年4月時点で新しい保育園ができる予定はなく、仮に利用者数が今年度と同じであれば、待機児童率は14.3%となる。実際にはある保育所が建て替えのために新規募集を止めているので、そこに通う200人ほどのうち、1/5の40人が小学校に入って利用者でなくなると思われる。そう仮定して母数を657人とすると、率は上昇して15.2%となる。

これがどのくらいすごい数字かと思って全国レベルで調べてみると、待機児童率が10%を超えるのは、全国1718自治体のうち、北海道七飯町14.5%、島牧村11.5%、宮城県美里町12.1%、神奈川県葉山町10.7%、宮崎県椎葉村40.0%、沖縄県北中城村12.2%、与那原町12.1%、嘉手納町11.5%、南風原町11.3%のわずか9つ。来年島本町はこのリストの中に入るのは確実だ。っていうか、現在ワーストの椎葉村の40.0%は、待機児童2人に対して利用者数5人と極めて少ないところの値で、それで異常に高い数値になっていると思われるので、これを除くと、来年の島本町は全国で見てもワーストワンになってもおかしくない状況なのだ。これ、どうみても非常事態でしょ。この状況を隠して、人口減対策とかキレイごと言って子育て世代の移住を促すなんて詐欺でしょ。行政や議員がそういうのに加担しちゃいかんでしょ。

megalodon.jp
人間は、誰かの養分じゃないんだよ。