海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

桃源郷

今回の東京行きの主たる目的は今日である。東京のミシマ社に行って、編集さんと本の相談をするのだ。もう6割書きあがっているのに、今でも相談しているっていうね。で、生まれて初めて自由ヶ丘に降り立って、そうかここがおしゃれな街か。確かに小綺麗なマダムがそこらを歩いていて、これはヤバイ。とか思いながらミシマ社着。住宅地の中の一軒家だ。中に入れてもらって、編集さんと他の社員さんと4人でちゃぶ台囲んでお昼ごはん一緒に食べる。私にはお弁当が用意されていたのね。そのあと相談。編集さんったら、涼しい顔して厳しい執筆スケジュールを言ってくるから怖いわー。と、同じ名前のよしみで、最近出た中田考先生のご本をいただく。ありがとうございます。で、14時退出。駅に戻って、二子玉川で環境教育NPOの活動している高校時代の同級生と会ってスイーツ食べながら近況報告。昨日私がこっちにいることをfacebookで知って急遽会うことになったというね。終わって一旦宿に戻って、ヨメサンの一般質問の原稿に少し赤入れてから、再び出撃。こないだO岡センセのワイン本を読んで、これは是非一度おいしいワインを飲みに連れて行ってもらわなあかんと思ったので、お願いしてお付き合いしてもらうのである。つうことで、3年ぶりくらいにお会いする。とっても嬉しい。もう私なんかO岡センセ大好きだから、ウキウキしちゃうのよ。で、近況話しながら奥渋のお店に連れて行ってもらう。ヴァンナチュールということで、その意味やら教えてもらいながら、パカパカ飲む。いっぱいいっぱい違うものを飲ませてもらうのだけど、全然味が違っていて、でもどれも美味しい。っていうか、イヤなところが一ミリもないお酒。食べ物も美味しくって、話も楽しくって、夢心地でハッと気がつくともう3時間くらい立っていて、5杯飲んでいる。で、O岡センセに、今日はあんまり顔が赤くなってませんよね、と指摘される。ホントだ!私決して酒が強いほうじゃなくって、すぐ赤くなるし、だいたい1時間に一杯のペースを超えると確実に潰れるところ、今日は全然そんなことなくて快調の極み。そうかこれがヴァンナチュールの奥深さか。ハマりそう。そうこうしているうちに、近くでNHKの番組の打ち上げをされていた奥方まで合流していただき、もうありがたいやらなんやら。結局7種類飲んだ。私なんて自然派なくせに一方で科学の子でもあるから、オーガニックと言われても冷静に対処できるよね、なんて思ってたもんだが、ちょっと今日のこの経験は世界観揺さぶられた。熱狂しそう。ということで、日の変わる頃にセンセ夫妻とお別れ。今度は京都でヨメサンも交えて是非。っていうか、センセ夫妻にコバンザメのようについて回ったら、どんだけ美味しいものを知ることができるんだろうか?と思ったりした。オレ、ホテルに帰ってまたヨメサンの原稿に赤入れてる場合じゃないのでは?