海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

クルーゾー

毎朝実験しているのは、交尾回数を変えたギンメッキのメスをつくって、その違いが適応度にどう影響するかを測ろうと思っているから。で、交尾させたメスは長崎のS宮さんに送って飼育して採卵してもらい、そこから適応度を推定しようという。ところが今日も実験してたらS宮さんからメールが来て、以前に送った個体が卵を産まずに死んだとのこと。がーん、っていうことは一歩後退じゃないか。死ぬるオレ。あげく今日の最初の個体は敗北で、二個体目と三個体目は、交尾の途中でメスがオスを食おうとして中断して失敗。あとからこのメスを採って調べてみると、中断しなければ勝ってたんだよ!うえーん一歩後退でも本当は2歩前進してゴールできてたはずなのに、メスが食おうとさえしなければあああああ。つう事でげんなり。前も書いたように、もうギンメッキの交尾シーズンは終わりで野外で未交尾の個体を見つけるのが極めて難しくなっている。目論見としては、今日上手く行かなくっても、後一個体なら手元に残ってるのでなんとか完成するだろうから、もう補充のクモを取りに行かないでおくつもりだったのだけど、一歩後退してしまっては、その目論見も怪しくなってくる。うえーん取りに行ってもムダかもしれないけど、それでもやっぱり取りに行くべきだよなー。と午後はいつもの竹林に。幸い数個体見つけることができるが、これでは心もとない。どうしよう。ってそこでピンと来た。待てよ?山に登れば季節の進みが遅いはずでは?ということで近くの山に登ってみる。標高300mほどだが、積算温度的に考えれば一週間ほど遅いはずだ。勝算はある。で、登ってみたら、本当に山頂付近に何個体もいたよ!つう事で補充も完了。まだ終わらんよ。夜、近所の友人に徴発される。そこのパパがお誕生日なので、サプライズを仕掛けるということで、私とヨメサンがパパの帰宅前に友人宅にお邪魔して、ダイニングで自宅のように振る舞って酒を飲んでいることに。で、パパ帰宅直前に、「照明を消しておいてパパが帰宅して明かりのスイッチを入れたらビックリ」ってことにしようとなる。で、そのうちの御家族は二階に退避し、暗い中待つこと10分。やっと帰ってきたパパがダイニングのドアを開けたら、そこでこちらに気がついて固まってしまうわけ。明かりつけてよ!けど、パパ的には、暗闇の中に家族じゃない2人が座ってるシーンに出くわすわけで、そりゃ怖いわな。硬直するわ。しゃーないので、お誕生日オメデトー、とか声を上げて近づいていったら後ずさりされた。そりゃそうだわなー。つう事でドッキリ成功(なのか?)。その後はお祝いに持っていった自然派ワインをカパカパ飲んで26時まで。