海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

40年かけた伏線回収

朝から神戸へ。ラジオ関西の「ばんばひろふみ!ラジオDEしょー!」に出るのである。中学生の同級生にイベントのプロデューサー的仕事をしている人がいて、私を売り込んでくれたのである。持つべきものは人的ネットワークであるよ。「クモのイト」を宣伝するのがこちらの目的だったのだけど、いざ出演が決まってみると、それよりなにより私にとってもっと重要な事が待っていたのであった。というのは、この番組のメインパーソナリティーはもちろんばんばひろふみさんなのだけど、あと2人がおられてそのうち1人が増井孝子さんなのだな。実は私、中学生のころFM大阪で映画評論家の河野基比古さんと増井孝子さんでやられていた「阪急アワー スクリーン・グラフィティ」という映画音楽の番組が大好きで、リクエストハガキ買いたり、番組イベントの試写会にいったり、プレゼントに応募したりしていたのである。昔の話だ。今みたいにネットで好きな時に映画の話題に触れられるわけじゃない。週一度だけあるその番組を聞いて、ロックでも歌謡曲でもない、映画音楽という独特のジャンルに浸っていろんな話題を聞いた体験というのが私を映画好きに導いた大事な要素だったのである。それが高校から大学にかけて自主制作映画を作り、ヨメサンとずっと映画に通い続け、クモ映画を語るイベントや映画で学ぶ生物学なんて講義をするようになったわけだから、私にとってスクリーングラフィティは極めて重要な位置を占めるのである。で、そのパーソナリティの増井孝子さんとお会いできるのだ。ばんばんには申し訳ないけど、私の盛り上がりかたっていったらないわけ。なんせ私が書いた文章を初めてメディアに載せて読んでくれた人なんだぜ増井さんは。で、ドキドキしてスタジオの前で待ち、出番がきたので中に入り、ごあいさつ。実は中学生の時に参加した番組で一度舞台の上の姿を拝見しているので、なんつうかほぼ40年ぶりの御対面だ。わーって、その旨訴えるうちに、時間がきたので本番。ラジオだからもちろん生なのだけど、まあこっちもなれたもんであって、4人でクモの話をどんどんする。話の流れがよどむ事もなくあっちに展開しこっちに展開しであっという間に出番の20分が過ぎて、ありがとうございました。ばんばんと増井さんと写真撮ってもらって終わり。わあ楽しかった。ちなみにその時の様子はPodcastで聞けます(リンク先の29分あたりから)

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