海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

長射程

この御時世東京から客人が来られる。映像を使った普及活動を研究されているそうで動物行動の映像データベースについて話が聞きたいとのこと。ほほう定期的に更新されているとはいえ一時の勢いを完全に失ったウチの話を聞きたいとは奇矯なことである。が、興味もってもらえるのはうれしいので、全力でお迎え。すると、共通の知人がいたりするわけね。それから、おもむろに書類を取り出されて、見ると私が大昔に生態学会誌に書いた映画編集理論についてのエッセイである。なんとこんなものを読まれているのか!と思って聞くと「こういうものを専門学会の会誌にかかれるのはとても意義があると思います」的なお褒めをいただいて、ああこんなの書いて大丈夫かなあと思うものでもやっておくものだとうれしくなるわけ。しかし、最近なんだかこういう何年前の伏線やねん!ってのが増えてきたなあ。長く生きると伏線が増えるし回収の機会もたくさんってことなんかなあ。ともあれ、このように映像を使った普及活動の映像技術的側面についてお話できたことって実は初めてで、これは貴重な知り合いができたわいと思うわけ。