海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

臨場感

昨日買った「パルプ・ノンフィクション:出版社つぶれるかもしれない日記」だけど、読み始めると止まらなくなりそうでヤバい。で、毎日1本ノルマの原稿があるから、これを読むとまずいので昨夜はなんとか読まずに原稿を書き上げたのだけど、日が変わって、少しくらいいいかなと思ってページを開いたらやっぱりヤバかった。止まらなくなって3時までかかって一気に読んじゃった。ミシマ社が順調に成長を続ける中で変曲点をどう乗り越えるかについて三島さんが呻吟する話だった。ここで書かれている時間の後ろのほうしか私は知らないのだけど、それでも私がリアルに知ってるあの頃とかこの頃にそんなことがあったなんて、というのでそれはもう個人的には止まらないわけ。なんせ出版社つぶれるかもしれない日っていうのが、私の本が出た1週間後だったとか聞くと仰天しないわけにはいかんでしょ。足引っ張ってませんように。ともあれ、世界を変えようとしている男の話は、読んでてとても励まされる。

というわけで、4時間ほどしか寝ていないのに大学へ。会議もないのになぜ行くかというと、長崎の出張書類を今日までに出さないと年内の経費として使えなくなるからだな。ということ、それだけのために眠い中コロナ感染の危険を冒して京都に往復したわけ。