海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

オイラが主役

人間が小さいもので、新刊のタイトルで時々Twitter検索とかして世間の反応とかみているのだが、まあ普通そうそう反応などしてもらえないものだ。ところが今日は一見ヒットして、そのツイートには見覚えのある顔写真が。オレじゃん。日経の読書欄に著者インタビューが載ったようである。ひゃっほう。前著は発売後10日で朝日新聞に書評が載ってロケットスタートしたものだけど、今回はもう1月。この間、京都新聞で紹介してもらったけど、これは身内みたいなものだし地方紙だしインパクトも限定的。なので、大きな新聞の書評がほしいなあというところだったのね。しかも写真が自然な表情で、自分的にも満足だわ。っていうか、最近のダイエットの成果で顔がしゅっとしてるし。で喜んでいる場合ではない。今日は大阪市博でやってる「大地のハンター展」の公開講演会をする日だ。つう事で身だしなみを整え、いつもは朝は抜いている糖質もきっちり食べてエネルギー切れを起こさないようにして10時半に車で出発。さすがにお盆休みで道はスイスイ走り、守口から阪神高速に乗って1時間強で到着。機材の動作確認を終えると50分ほど時間に余裕がある。ので、どうしようかと思ったけどやっぱりエネルギー切れ回避のためにお昼ご飯を食べに行く。近所のカフェでプレートランチ880円。オシャレなお店で、量的にもちょうど。で、そうだ新聞もゲットしておこうとコンビニを探すが、このへんあんまりないのね。駅の向こうでゲットして照りつける陽射しの元、長居公園の中を歩いて戻るのだけど、なんだよお店の建物がたくさんできてて、ああ大阪は公園もがちゃがちゃ商業化する町になってしまったのだなあ、とため息をつく。汗だくで帰館。開演まで30分ほどの時間をお世話してくれるI田さんと舞台の上でだべって過ごす。さて開演。講演会は会場とオンラインのハイブリッドで、この御時世なので会場のお客さんは20人ほど。いや私的には、会場こんやろこんな状況で、と思うのだが私がズレているらしい。で全体2時間のうち話は1-1.5時間で残りは質疑応答といわれていたのだけど、この会場の人数をみて、オンラインでどのくらいの参加者がいるかは読めないし、そちらからはあまり質問が来ないかも、と考えて、じゃあできるだけたくさん話して質疑応答の時間は控えめにした方が安全だろう、と、ゆっくりと話しだす。で、会場でやるわけで、スライドだけじゃなくて舞台の上でクモの行動とか私実演するんだけど、あれ?ハイブリッドだとそちらには私の動きはよく見えないのでは?と心配するも、市博の設備はレベルが高くてスライド画面と会場のカメラをスイッチすることができるらしく、カメラも自由に画角とか操作できるらしい。それをスイッチャー担当さんがやってくれるということで、演者としてはあまり考えなくていいのでやりやすかった。ただ、ポインターだけ問題で、リアルなものを使うとオンライン側には見えないので、Keynoteポインター機能を使わなきゃならないんだけど、これを出すのにワンアクション余計に必要で、そこでちょっとテンポが途絶えるのであるな。まあしゃあないかな。で、ゆっくり目に話すと結局時間が無くなるのはお約束で、最後かなり巻きでやって、ほぼ時間通りにお話を終え、さあ質疑応答。質問来るかしら、と思ったら、いきなり御大から厳しい質問。っていうか、元蜘蛛学会の会長先生が私の一般向け講演なんて聞きにこないでくださいよー、と思うのだけど、ともかくお答えしてもなかなか納得していただけなくて困った。なんとか次に進んで、結局30分の時間をフルに使って質疑応答して、お疲れさま。2時間声張り上げて体動かしてアクションするとくたびれますねー。と、そうだ今日は新聞に記事が載ってるわけで、Amazonランキングが爆上がりしているはず、と見てみると、800位くらい。朝は10万位くらいだったので、ケタが3つ上がったよ。さすが全国紙の書評はインパクトが大きい。その後700番台まで上がった。確か前著の朝日新聞の時は900位くらいが最高だったので、あれよりインパクと大きいのかあ。まあ前の時は書評のみでしかも2冊の合同書評だったところ、今日は単独でインタビューつきだから強いのかもね。で、すっかり気を良くして、特別展も見せてもらう。と、私が講演で話していたロジックとおんなじような展開の展示がいくつもあって、これじゃあまるで私がパクったみたいだけど収斂だから。ざっと見せてもらって、最後I田さんにコーヒー入れてもらって少しゆっくりさせてもらってから17時35分くらいに退館。帰りは急がないし、まだ明るい時間だけど下道で帰ろうと中環沿いに走るわけだけどさすがはお盆だ。スイスイですよ。行きとあんまり変わらない時間で帰宅した。くたびれたので、ダイエットの禁を破ってビール2本のんで、Amazonランキングの監視して一日が終わり。

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