科研費だ。3年に一度嘆くのだが、どうもこの科研費の申請というのが苦手である。こう、よくもわかってないこと（わかってないから研究するので当り前）をさもすごいことのようにアピールすることが求められるわけで、自分が詐欺師になったような気持になるので苦手なのだ。幸い2019年の申請が当たっているので、この2年間申請書を書かなくて済んでいたのだが、幸せな日々は2年しか続かない。いやしかし、この間、自分の活動の軸足を研究から普及啓発に移しつつある自覚があって、で、こっちのほうが新しいことだから楽しいのであって（まあ研究も30年やると、そうそうフレッシュな気持を維持するのも難しくなってくる）、さらに今もらっているお金は旅費の比重が大きいところコロナ禍で十分使うことができず多分来年までかなりの額を繰り越すことになる。ので、来年新しい科研費をもらう必要性という点では、結構微妙なところに来ているのが正直なところ。なのだけど、でも、じゃあ面倒くさいから申請やめた、ってしちゃうと、もう二度と申請しなくなっちゃうんじゃないか、とそれも心配。という極めて後ろ向きな理由なのだがやっぱ申請することにして計画書いてると、だんだん、お、オレ、なんか面白い計画考えてるんじゃない？とか思うようになるのでお目出度さ無限大といえる。
