海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ネコはどこへ行った?

そんなわけで今日帰るのだけど、その前に早起きしてギンナガとミナミノシマを採集。この二週間の間にギンナガは世代交代が進んで、幼体ばかり見つかり成体は5個体しか採れなかった。研究室さえ使えていれば前回採集したんだけどねえ。

宿に戻ると、ヨメサン子供はまだ寝ていた。朝ご飯を食べ、チェックアウトして駅に。飛行機の時間まで、乗り物好きの下の子のためにチンチン電車に乗るのである。長崎を去る時にもらった餞別の中に、「チンチンでんしゃのはしるまち」という長崎の路面電車についての絵本があって、ウチの子達のお気に入りなのだけど、そこに出てくるいろんな場所の実物を見せようという。ところが浜の町にきたところで突然ヨメサンが「今からバスで家のあった山に登って階段を下りてこよう」と言いだしたので、急遽変更。旅の疲れがたまってむずがる上の子を「階段にはネコちゃんがわんさかいるから」となだめすかす。港町のせいかネコがいたるところにいるのですよ長崎は。ところが、いざ階段についてみると、ネコの子一匹いなかった。ま、ま、まさか、さるく博のために野良猫一掃作戦とか?(←そんなこたあない)

で、6時間かけて帰ってきた。これまで上の子は旅に出ると、すぐに「もう帰りたい」って言っていたものだったけど、今回ばかりは「帰りたくない」って言っていた。「お父さん疲れも吹っ飛ぶよ」ってのはこういう気持ちなのか、と思った。

そして、今日から入れる事になった研究室に行って、クモたちの重さを測り、飼育ケースに収めてきた。網張ってくれますように。

チンチンでんしゃのはしるまち (かがくのとも傑作集 わくわく・にんげん)

チンチンでんしゃのはしるまち (かがくのとも傑作集 わくわく・にんげん)