海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

体当たり

二日酔いだわ〜。だけど今日は出かける必要がない。なぜなら水曜日唯一の授業である3時間目の3回生向けの少人数科目の今日のプログラムが稲刈りだからである。この人たちは6月の田植えと7月の田んぼの生き物観察会と2回ウチの関わる別田んぼに来ていて、そりゃあ稲刈りに来ないわけにいかないじゃないか。で、私の目論見としてはこないだの日曜日か次の土日に学生には来てもらおうと思って後期最初の授業の時に調整しようとしたところ、全員が既にバイトのシフトが入っていて誰も来れないという事態になっていることが判明。私は学生の生態をよくわかっていないのだなあ、ということが明らかになる。それで困って、待てよこの水曜日であれば、教授会もなく学生も4時間目以降の授業がないので、昼から集まって適当に稲刈りできるじゃん?ということに気がついてここに設定したというわけだ。つうことで午後はまるっと学生のお付き合い。学生の中には、稲の穂先についているモミを指して、これがお米一粒になるんですか?と質問する人もいて、いやオレまじで価値ある授業やってんじゃないの?とか自画自賛した。そんな学生も思ったより水はけが悪くて(多分長雨のせいで地下水位があがって水が引かないように思われる。ここ本性は湿田だったんだな)足元ドロドロの中、ズボンや靴を泥まみれにして頑張ってくれていて、この人たちはなかなか見どころがあるなあ、と思った。だけど、コオイムシを見つけたので捕まえてサービスでお見せしたのに反応が薄かったのは寂しみ。一方、クモがたくさんいたので、スパイダーマンの話にもなり、昔ワールドプレミアに参加した話をしたらそっちはウケていた。で、結局16時ごろまで3時間稲刈りした。6人来た学生のうち最後まで残ったのは3人だったので、駅まで車で送って行くことに。なんか遠慮とかしてくるので、いやオレどうせ今からクモ取りに行くので車出すから乗ってけばいいよ、というと「今から?!やっぱそれくらいしないとワールドプレミアに出れないんですね」とか変な感心をされた。これも教育になっていると信じたい。

偽三都物語

緊張の1日である。というのも何ヶ月か前のお仕事のフォローアップで1330から神戸に用事があるからである。が今日は火曜日。2−3時間目に授業がある。3時間目は良いのだ。3人の卒論生の指導の時間なので必ずしも今日やらなきゃならない必然性はないので休講にできる。問題は2時間目でそうは行かないのだ。だけど新快速は速いので京都三宮間は50分ほど。12時に授業を終え急いで12時半の便に乗れば、三ノ宮駅から数百メートルの目的地13時半に着くことも不可能ではない。ということで、授業を終えて急ぎ駅に向かう私だ。歩けば30分弱。ギリギリ12時半の新快速に乗れそう。間に合わなさそうならタクシー拾えばいいや、と思っていたのだけど、最近の京都って流しのタクシーいないのね。一台も捕まらなかった。で、タクシー探しながら歩いたせいで歩行速度が上がっていなかったのか、駅に着いてホームに上がったら、目に入ったのは新快速が走り出すところ。しまった12時半の便を取り逃がした。いやでもちっとも慌てない私である。こんなこともあろうかとあらかじめ先方と相談していて、14時半までに着けば良いという話をつけておいたのである。お昼ご飯食べる時間も必要だしさ。ということで、次の新快速を15分待って乗り込む。ネット遊びでもしようかと思っていたけど、なんかウトウトしちゃって、ハッと気がついたらもう大阪駅。時間は13時15分くらい。なんかアナウンスが聞こえるんだけど、、なに?この列車は急遽当駅止まりだから乗客は降りろ、だって?神戸行きは向かいのホームから各停に乗れ?って電光掲示板見たらその便は15分後の出発じゃん。さすがにそこから各停でトロトロ走ったら14時半には着かない可能性あるじゃん?ってか、須磨の方で人身事故で芦屋から向こうが電車止まってるの???と、これはもう阪急に乗り換えるの一択である。で慌ててホームに降りて改札を出て梅田駅に急ぐ私よ。くうう最近の大阪人、歩くスピードが遅いよ。昔はもっと殺気だってスタスタ歩いてたじゃん。みんなが周りの移動速度と方向を把握しながら華麗なステップで人を避けて歩いてたのに。もう!あんたスマホ見て隣のご老人と同じスピードで歩くんじゃないよ!追い抜くスペースがないじゃないか。と、必死になって阪急梅田駅。8番ホームに登って行ったら、目の前で特急新開地行きが走り出すところじゃないか。またか!やむなくここで10分待って1330発の特急に乗る。これなら14時前には三宮に着くので何かお昼をかきこむこともできようよ、とホッと一安心。で、落ち着いたのでJRの運行状況など眺めてみるに、私が乗り落とした1230京都発の新快速は西宮を超えたところで40分停止中とある。で、JRの運行再開は1415分ごろと来た。ウヒョー。もし私が京都駅までもうちょっと急いでいて1230の便に乗れていたら、線路の上で足止めくらって間に合わないところだったよ!乗り遅れたおかげで大阪止まりで阪急に乗り換えられてなんとか間に合いそうだ、ということで何が幸いするかわからんですね。ということで無事三宮について会場には1420の到着。いやー焦った焦った。するとすぐに私が参加すべき案件が始まって、話を聞くんだけど、まだ動悸とかしていてちょっと集中力が欠け気味だったことを告白します。で、お仕事としては若者の話を英語で聞いてコメントを述べるのが役割。プレゼンテクなどコメントした。そして夜は当然ながら飲み会である。18時から店が予約してあるとのことだけど17時には体が浮くのでO田さんU丸さんと寿司屋でちょい飲みから始めてしまう。そして18時にはO田さん馴染みの唐子という町中華のお店に。いやー餃子にビールの店だった。ビールとか冷蔵庫から自分で出して飲んだ本数自己申告で精算する完璧な町中華。それが文句なしに美味しかった。もう三宮サイコー。ここが21時にはねて次はローハイドというバーに。ここ有名だよね聞いたことあるーとか言いながらスコッチのロックを2杯飲んで終電で帰ってくる。この会はいつもウチの終電を乗り逃して、隣町までしか帰り着けず最後はタクシーになっていたものだが今日はちゃんとウチまで健全に帰ることができたのである。

マルコ

2011年から万歩計で測った歩行距離を記録している。そしてその積算数値が今、39000km近くなってきたのである。あと1000kmちょっとで地球一周だ。1日7kmノルマなので150日ほどで達成する。その日は来年の2月であろう。ということで、ここずっとノルマ未達をなんとか避けようと頑張っているのである。しかしその妨げになるのが今年の長雨。さすがに雨の中歩くまでではないのだけれど、なんとかここまでこなしてきている。今日なんかも1日雨の予報だったところ、朝は止んでいたのでその隙に、と竹林までギンメッキ取りに行って3km稼いでおいた。あとは伸ばし博士の行き帰りで3km歩き、それ以外にもチョコチョコ歩くのでノルマ達成という計算だ。が、伸ばし博士の帰り道でザザブリの雨が降ってきて、やむなくヨメサンに駅まで車で迎えにきてもらって、計算より1km短いまま晩御飯も終わってしまった。くううこんなことで未達は許せないので、雨がしとしとになったタイミングで家の周りを歩きましたさ。じっとり濡れたわ。でも、最後に大きく未達だったのは2月のことなので(1日スキーしていて万歩計には拾われなかった)以来の皆勤賞をストップするのもしゃくだったしさ。

余韻

稲刈りの翌日である。何もする気がしない。雨だし。下半身は筋肉痛なのだが、今年のはいつもと違うよ。内腿とお尻の外側の少し下の方(中臀筋?)に来てるのよね。太ももの前とかじゃないの。で、これはなぜかというと伸ばし博士の目標が開脚であって、最近やっと脚が開くようになってきてこれまで使えてなかった筋肉が使えるようになってきたからである、と喜んでいるのだな。つうことで、だらっとして過ごす一日。

田舎のお母ちゃん

今年も無事に稲刈りの日がやってきた。ここのところの長雨による日照不足でちょっと早いんじゃないの?と思わないでもないが、手伝いに来てくれる人の手前もあって、9月の初めに決めたスケジュールは変えられないわね。まあでもおかげで今日は良い天気だ。13時集合ということで、それまでにクモをとりに行って、藁縄が足りないから購入し、じゃがいもに追肥した。で、今日はミシマ社からは田植えに来てくれたメンバーと、もう一人お友達の編集者さんが来てくれるとのこと。それから神戸市のO田さんの部下のO谷さんも来てくれる。私の学生は来るはずだったけどドタキャン。ということで7人いるので数は十分。編集者さんは淡交社の人だった。なんか私のことを知ってくれていてこちらとしても悪い気はしないわ。つうことでみんな集まって自己紹介したりしそジュース飲んだりイシガメの赤ちゃん(また生まれてた!)見せたりして作業は1330から。まずはハサを立てるスペースを作るので端の方から刈り進める。最初は慣れていないので作業はゆっくりでスペースを確保するのに1時間くらいかかった。ハサを立てるにはおよそ稲の株10列分の面積が必要で、25cmの株間だから2.5m。短辺が10mの田んぼの1/4ほどになる。ということは、全部刈るのに必要な時間は4時間。1330から始めれば1730に終わる計算だが、いや待った。ハサを立てるのに人手が取られるわけよ。実際その後30分立てるのにかかってその間3人が刈る作業から離脱してたわけで、15時の段階でまだ4割刈れたかどうかというところ。そしたら途端に「もう今日刈りきれないんじゃない?」とか言い出すヨメサンである。なんだこの敗北主義。まだまだこれからではないか。ということで計算すると、この後はしばらく7人で刈れるので30分あれば全体の1/8を片付けられる。ということは1530の段階で半分以上終わっていることになる。つまりみんな慣れてきてスピードアップしているということだ。どう見ても刈り終えられる。実際、そこから1時間で残った株をほとんど借り終え、1630からもう一本のハサ立てに移る。で、この時点で明らかに今年はハサにかけるべきイネの量が少ないことがわかる。ここ数年はのべでおよそ38mのハサを立てていたところ(20m強のフルサイズを一本と18m弱の少し短い一本)フルサイズの一本にまだ空きがある状態でほとんど刈り終えてしまっている。ということで2本目はフルサイズの半分くらいの長さで間に合いそう。実際それで全部積み終えちゃった。のべ30mあるかどうかだ。ということは去年より2割ほどの収穫量減、ということになる。玄米で80kgとれたら御の字か。下手すると一年目を除いてこれまでで一番出来が悪いかも。いや今年は分けつが少ないなあと思ってたんですよ。まあ脱穀するまでわからんけどさ。つうことで結局17時過ぎに刈り終えた。全然余裕じゃんよ。ということで記念写真撮って、皆さんへのお土産に枝豆とかナスとか紫蘇とかをヨメサンが準備する間に私は宴会の準備で中華のテイクアウトに。昨日のうちにヨメサンが注文しておいたのであるよ。で、宴会。今日は暑かったのでビールが美味しいね。ということで淡交社の編集者さんとたっぷりお話する。二人ほとんど飲まなかったにも関わらずワインボトル3本が空いて結構飲んだねー。楽しかった。皆さんも稲刈りを楽しんでくれたようでウチは手伝ってもらえて大変ありがたかった。あと大量にできて消費しきれない野菜の数々を持って帰ってもらえたのも嬉しい。なんか若い人野菜あんまり食べないっていうし、そりゃいかんと思うわね。ともあれ今年もひと段落ですよ。ホッとした。

人という字

この間からミスを頻発して事務に迷惑ばかりかけている。8月末は学会に行った証拠写真を撮り忘れ、9月に入って同じ本を2冊注文して1冊キャンセルしてもらい、今週の初めは見積もりを取らなきゃ発注できない金額の閾値を間違っていてそれなしでHDDを買ってしまい詫び文を書かされ、そして今日は今年後半の個人研究費の使用計画を作成するのに(そういうのが必要なんですよいまだに信じられない)ここまで使用した額と整合性の取れない計画を作っちゃって差し戻しにされた。これだけ頻発したすべての迷惑が一人の事務さんにかかってしまって、もうオレはどうしたら良いのかしらと思うわね。私は人に借りを作るのがとても嫌いな人物なのだが、だからといってこの事務さんに何かお返しができるわけでもない。ので、ミスはすまじと心に誓っているのにこの体たらくだ。なんか思うように頭が動かなくなってるのかオレ?いやだなあ。

好きに書け

昨日書くのを忘れていたが「エッセイ本のつくり方」を読んだ。情熱を持って仕事をすることについての本。いや別に私は今更編集者になりたいわけじゃないし、そもそも私はノンフィクション中心の読書をする人で、たまにSFとか推理小説とか読むけどエッセイは知ってる人が書いたもの以外はあんまり読む気がしないのよね。今年読んだエッセイはくどうれいんと澤田さんのの2冊だけ。そんな私がなぜこの本を読んだかというと、私はミシマ社の著者であるけれど同時にサポーターでもあって、サポーター特典でこの本が送られてきたからだな。で、今年の私は月に3冊の読書ノルマを自分に課していて、大体そのうち一冊は重たくて読むのに時間がかかる本なので、バランスで軽い本も読まないとノルマ未達になるということで、この本はいかにもサクッと読めそうだったからだな。そんな感じで、特に期待して手に取ったわけじゃないんだけど、意外に(と言ったら申し訳ないけど)面白かった。韓国では日本みたいな出版業への逆風は吹いてないのか?と思うような編集者である著者の活躍っぷりが描かれているのだけど、後半チラっとやっぱり韓国でも厳しいことが書かれていて、でもそんな状況をお首にも出さずに情熱持って仕事している様子を読んでいるとなんだか楽しくなるのね。そうかこういうのがエッセイを読む面白さか、と思ったわけ。そうなると自分でも書きたくなってくるよね。ここで書けって話よね。けどはたと思うのよ。エッセイって一体何書くの?