海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

破綻寸前

講義が始まったので毎月曜日はオンデマンド科目の動画録り。質問・コメントを書いてもらったのに応えるのだが、受講者数爆発で書き込み数も爆発。全部目を通して整理するのに午前中の大半が失われ、さらに音を録るのに3時間弱。エンコードに1時間半かかる。つまり、2コマの準備に丸一日かかっちゃう。オンデマンド科目は評価もオンラインでやるのでほぼ自動でスケーラブルだと嘯いていたが、さすがにここまで来るとし厳しい。。。だからといって、二コマに割る意味もないしなあ。対面に戻せば受講者数は激減すると思うけど、それはそれでいやだしなあ。ともかく、音を録り終わって、へにゃってしてるとヨメサンが役場の人と電話していて、なんかハチらしいものを捕まえたらしく、ニホンミツバチか?と聞かれたので確認に行くよ、と言われる。住民から苦情が来たらしい。ということで、ちょうど良い散歩であるわい、とついていく。途中、何十匹とわんわん飛んでるところで捕まえたらしいことがわかり、それは見なくても間違いなくミツバチ。で黒っぽいならニホンなので、と、もう見る必要もないのだけど散歩なのでそのまま役場に向かう。分蜂かねえ春だなあ。で、見せてもらうとニホンミツバチ。状況を聞くに分蜂なので、見守ってればいいんじゃないですか?と助言して、場所も教えてもらって見に行く。と、確かに飛んでるけど、それほどの量じゃないなあ、と思うと下に何十匹も死体が落ちている。かわいそうに。誰か殺虫剤とか蒔いたのかもしれない。怖がらなくても良いのに。

歯っかけ

鏡像自己認知ネタで「続・猿の惑星」も見たがボウズだった。そもそもこれ、猿社会は話の主な舞台じゃなかったりする。いやあ大昔にテレビで見たことがあるだけで、その時もトンデモな話だなあという感想を持ったことを覚えているが、あらためてちゃんと見てみたらば、これはもうなんか作劇として破綻していて、ドヨンとした雰囲気だけが伝わるすべてで、なんつうか70年代の作品らしいといえば作品らしい。口直しに「新・猿の惑星」を見なきゃ、と思うのだけど、ここまでの二作が見れるネズミの配信サービスではやってないの。さらに「征服」はやってても「最後」はやってない。どうしてこんな中途半端なことに。AppleTVで400円のレンタルで見るのかなあ、それも抵抗あるなあ、と思案中。

浅学の徒

昨日のこと、知らない人からメールが来た。一昨年某業界の広報誌にインタビュー記事を載せてもらったことがある。その時にキャンパスにいたクモの写真を記者さんが撮影して、記事のカットとして挿入していたところ、その写真についての問い合わせだ。なんでもその方がちょうど同じ時期に、その種を見つけて京都府での初記録として報告を書いていたとのこと。で、その報告が出てしばらくしてから、私の記事のことに気がついて、それで問い合わせのメールをくれたとのこと。私の発見地とその方の発見地は2kmも離れておらず、しかも発見時期も同じ頃ということで、ひょっとしたら、同じタイミングで(バルーニングとかで?)侵入してきたのかなあ、ということである。そういえば、私も写真撮影の時に、えらい珍しいクモがいるなあ、とは思っていたものの、分布とか分類とかあまり興味が湧かないたちなので、まさか京都で見つかってない種だとは認識していなかったのだが、その人はちゃんと認識しておられたということだな。っていうか、私も不思議に思ったらその気持ちをテコにちゃんと突っ込んでいかなきゃいかんよなあ、という反省の弁。

食べ過ぎ謙信

ヨメサンが実家に帰って、上の子はバイトで遅い。そしてぶーちんは北の大地の人になったのであるから、今日の晩ご飯は1人でなんとかしなきゃならないことになる。で、夕方は伸ばし博士なので、お店のある隣町で外食でもすべえか、とバーガーキングでチーズワッパーセットを食べたのだが、物足りなくて、ついスーパーの稲荷寿司とか買って帰って食べてしまう。さすがにお腹いっぱいだなあ、と思っていると、冷蔵庫の中にご飯が半膳ほど残っているのを見つけてしまった。見つけなきゃよかったんだが、ともかく記憶を遡ってみると、、、これ、火曜日の夜に炊いたものでは???こ、こ、これは食べないとまずい。と思って食べちゃった……昭和生まれなので食べ物をムダにできない人なのオレ。

マルクス、ベイブ、コーネリアス

上の子と鏡像自己認知の話になって、やっぱそれを考えるなら「吾輩はカモである」を見ないとねえ、という話になる。で、そういえば映画でチンパンジーとかが鏡を見るシーンってあるのかなあ、と思うわけ。昔「ベイブ都会へ行く」にはあるはずだ!と思って調べてみたけど、なくてがっかりしたことがあるので、今度はもっと本格的に探すべきだ、と考えるのね。で、いかにもそういうシーンがありそうな映画といえば「猿の惑星」であるからして、まずは「創世記」を見てみた。が、ない。しからばオリジナルである。考えてみれば、オリジナルってテレビでしか観たことがないかもしれなくって、改めて見てみたら、えー?こんなシーンあるんだ、とか思うことの連続である。っていうか、チャールトンヘストンが尊大極まりないキャラクターで、なにこれ?と思った。あと、なんか脚本も酷いね。オチが来るまで時間を潰すことだけを目的としているんじゃないか?と疑いたくなる。まあそれはともかく鏡だ。やっぱりない。ただこちらの場合は鏡自体は登場していてチャールトンヘストンがヒゲを剃るのに使っているシーンがある。で、この鏡はコーネリアスジーラのものと考えられるので、猿の世界にも鏡はあって、ということは彼らも鏡像自己認知ができるのであろう、ということは言えるのである。とはいえ、もっと直接的なシーンがあるのに越したことはないので、更なる探索が求められるのである。

倫理を問う

2つあるオンデマンド科目だが、一つの登録者数が700人近くになっていることがわかった。もう一つも400人を超えている。どちらも2回生以上が履修可能な科目で、全学の在籍者数が2回生以上だと4500人ほどなので、およそ全学の4人に1人が私の授業を取っているという計算になる。おそろしいことだ。去年もたくさん受講生がいたが、今年はさらに拍車がかかっている。どうやらオンデマンド科目が減っているっぽいので、残された科目に受講が集中しているのではないか?と思われる。集中の理由のもう一つの可能性である、楽勝科目と思われている仮説については微妙なところである。というのも、この科目たち、結構な割合で不可を出しているからだな。1割5分から2割程度が単位を取れていない。ただし、真面目に受ければ確実に単位取得になるように設計しているので、それを好む学生が多いということは言えるのかもしれない。あと、やろうと思えばハックはできるので、そういうところに楽勝科目性を見いだしている学生がいることは否定できない。で、真面目な教員であれば、ハック可能なのは許せない、となるところだろうが、不真面目な私としては、やりたければどうぞ、である。そんなことしても自分のためにはならないですよ、ということは訴えた上で、それでもやりたいのなら無理には止めません。そんなことに血道を上げるのは誰のためにもならないからね、というのが私の考え方。いや実際いるみたいなんだけどね、オンデマンド動画をろくすっぽ見ないで成績評価にかかわる小テストだけ受ける人が。まあ、やられる方としては面白くはないけど、だからといって、それを防ごうとするのは自分も闇に飲み込まれるだけだから。それはともかく、成績評価もほぼ自動化されているので、受講生が何人になっても私的には特段問題ないのだけど、あんまり酷いことになると上の方から目をつけられるんじゃないかとそれは心配ではある。誰も気がつきませんように。

1/18

ついに今日から2024年度の授業が始まってしまった。。。気が重い。しかも今年の火曜日は少人数科目3つにオンデマンド科目が2つと来たもんだ。半期で6科目がノルマだからそのほとんどを今日こなすというわけだ(実際はオンデマンド科目に時間を取られるのは月曜なのだが)。幸いなのは、少人数科目の受講者が3つとも、反応の良い人が多いことで、こちらの働きかけに応えてくれる人がいれば、まあなんとかやっていけるかもしれないねえ、という。あと、3科目のウチ1科目が時間割変更の可能性が出てきて、そうなると火曜日集中の度合いが少し和らぐのであるなあ。そうなると楽ではあるのだけど、一気に終わらせられれば自由度が上がるというメリットもあるので、よしあしではある。ともあれ、半期90回授業しなきゃいけないもののうち、やっと今日で5回分をこなしたということになるわけ。