海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

マルクス、ベイブ、コーネリアス

上の子と鏡像自己認知の話になって、やっぱそれを考えるなら「吾輩はカモである」を見ないとねえ、という話になる。で、そういえば映画でチンパンジーとかが鏡を見るシーンってあるのかなあ、と思うわけ。昔「ベイブ都会へ行く」にはあるはずだ!と思って調べてみたけど、なくてがっかりしたことがあるので、今度はもっと本格的に探すべきだ、と考えるのね。で、いかにもそういうシーンがありそうな映画といえば「猿の惑星」であるからして、まずは「創世記」を見てみた。が、ない。しからばオリジナルである。考えてみれば、オリジナルってテレビでしか観たことがないかもしれなくって、改めて見てみたら、えー?こんなシーンあるんだ、とか思うことの連続である。っていうか、チャールトンヘストンが尊大極まりないキャラクターで、なにこれ?と思った。あと、なんか脚本も酷いね。オチが来るまで時間を潰すことだけを目的としているんじゃないか?と疑いたくなる。まあそれはともかく鏡だ。やっぱりない。ただこちらの場合は鏡自体は登場していてチャールトンヘストンがヒゲを剃るのに使っているシーンがある。で、この鏡はコーネリアスジーラのものと考えられるので、猿の世界にも鏡はあって、ということは彼らも鏡像自己認知ができるのであろう、ということは言えるのである。とはいえ、もっと直接的なシーンがあるのに越したことはないので、更なる探索が求められるのである。