海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

倫理を問う

2つあるオンデマンド科目だが、一つの登録者数が700人近くになっていることがわかった。もう一つも400人を超えている。どちらも2回生以上が履修可能な科目で、全学の在籍者数が2回生以上だと4500人ほどなので、およそ全学の4人に1人が私の授業を取っているという計算になる。おそろしいことだ。去年もたくさん受講生がいたが、今年はさらに拍車がかかっている。どうやらオンデマンド科目が減っているっぽいので、残された科目に受講が集中しているのではないか?と思われる。集中の理由のもう一つの可能性である、楽勝科目と思われている仮説については微妙なところである。というのも、この科目たち、結構な割合で不可を出しているからだな。1割5分から2割程度が単位を取れていない。ただし、真面目に受ければ確実に単位取得になるように設計しているので、それを好む学生が多いということは言えるのかもしれない。あと、やろうと思えばハックはできるので、そういうところに楽勝科目性を見いだしている学生がいることは否定できない。で、真面目な教員であれば、ハック可能なのは許せない、となるところだろうが、不真面目な私としては、やりたければどうぞ、である。そんなことしても自分のためにはならないですよ、ということは訴えた上で、それでもやりたいのなら無理には止めません。そんなことに血道を上げるのは誰のためにもならないからね、というのが私の考え方。いや実際いるみたいなんだけどね、オンデマンド動画をろくすっぽ見ないで成績評価にかかわる小テストだけ受ける人が。まあ、やられる方としては面白くはないけど、だからといって、それを防ごうとするのは自分も闇に飲み込まれるだけだから。それはともかく、成績評価もほぼ自動化されているので、受講生が何人になっても私的には特段問題ないのだけど、あんまり酷いことになると上の方から目をつけられるんじゃないかとそれは心配ではある。誰も気がつきませんように。