海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

偉そうにする業務

今週から後期が始まっているのだけど、ということは前期の成績が学生に渡っていると言う事で、ウチではこの時期、単位取得状況がイマイチな学生さんを呼びだして指導である。で、今年の私はそのお役目に当たっている。とはいえ、私はこの大学では傍流の傍流である。成績表にずらりと並んだ、社会の(特に法律・経済面の)仕組みに関すると思しき科目名を見たところで、私に有効な指導などできようはずも無いのであるが、そこはそれ、この業界でこれだけ経験を積めば、有効な指導なんてものが、そもそも幻想である事がわかってくる。

つまり、もう相手はオトナなのであって、自分が剣呑な状況に陥りかけている事は薄々わかっている。だから必要なのは、状況認識をはっきりさせてやるだけ。という事は、学生が呼び出しに応じた段階で、やるべき事の9割5分は終わっている。なので、こちらはよく理解できていない成績表をさも理解できているかのような顔をして眺め、「がんばりなさいね」と言う儀式を司るのである。こちらがわかっているふりをしないと、相手をつつく効果が出ないからね(とはいえ、こういう業務に影響されて、自分が偉いと誤解する教員になってはいけない)

さらに、前期の成績が渡っていると言う事で、評価がおかしいとのクレームがやって来た。粛々となぜその成績になったかの返事を書く。

K値49→50