海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ヨメサン子供は帰り道東京駅で中央線が人身事故でストップしているところに出くわして、秋葉原経由の迂回をしたらしい。実はその5分後に運転再開したので、東京駅で待って始発に乗るのが最適だったと後付けでは言えるのだけど、ともかく迂回した結果、再開して人でギュー詰めの列車に途中から乗り込む羽目になったらしい。で、むずかる子供をなだめすかして帰ってきたそうなのだが、上の子はそんな中「帰ってきたら、同じマンションの友達の自転車を借りて乗るんだ」というのを心の支えにして、辛い状況の中がんばったのだそうだ。最近のお気に入りの自転車乗りだけど、旅行中はできなかったからね。ところが帰ってきてみると、友達は自転車に乗って外出中。当然乗れない。張りつめていたものが切れて泣きだす上の子。「でもなあ、無いもんは仕方ないやんなあ」となだめる私の手を引いて「向こうにいるかもしれないから探す」と敷地の中を探し回って、やっと諦めた。こういう事があると、つい「ウチも自転車買ってやらなきゃ」と思うのだけど、でももっと良く考えてみると、上の子は今回、どんなにやりたくても泣いてみたとしてもできないものはできないんだということを、自分が主導的に友達を探し回る事で納得したわけだ。つまり、簡単に欲しいものを与えてしまうと、今回のような経験をする機会を子供から奪う事になるのだなあ、とヨメサンと夜に話した。ウチに家族がいるのって良いな。