海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

狭い世界

ヨメサンの実家に帰省中。上の子のお友達も隣の市に実家があって、こちらの実家から歩いていけるところにあるうどん屋にちょくちょく食べに来ていると言う事を聞いたので、そこで一緒にお昼を食べる事にした。子供にはナイショにしておいて行ってみたらサプライズ、という趣向だ。ところが朝になってみると子供らは「おばあちゃんちで留守番しているからお父さんお母さんだけで行ってこい」と言いだす。こちらは「お前を連れていかんと意味ないんじゃー」と言うわけにも行かず、おどしたりすかしたりしてようやっと連れ出す事に成功する。

それが出会わせてみても、子供らは特段驚かないのであった。「やあ」って感じで挨拶するだけ。よく考えてみたら、驚くためには、この事態が異常であると言う認識が必要であって、それはつまり自分が東京から遠く離れた場所に現在居て、この世にどこでもドアは存在しないから東京にいるお友達がここにいるはずがないと理解していなくちゃならない。で、上の子がそのような認識を持っていると前提するのは確かに親の早とちりかもしれないのだよね。

ということで「え?驚かないの?」という親の反応の妙さを感じ取った上の子は、その理由の推測を始めたらしく、数分してから自分が騙された事に気がついたようで得心の表情を浮かべたあとに、照れ隠しにお友達とおふざけを始めたのが面白かった。

夜は子供は留守番でウチ夫婦と新婚のxnissy氏夫婦と飲む。ウチは不躾なのでなれ初めとか聞き出す。それにしてもxnissy氏とは学会でもないのに沖縄で飲んだり長崎で飲んだりしていて、私の馴染みの土地で一緒になる事が多いのだけれど、二度あることは三度あるというのは本当なのだな。