海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

旧交

朝の4時半にタクシーで空港に向かった人もいるようだけれど、私はそう言うのは勘弁して欲しいので、今日は朝に周りを少し見て回ってから新幹線で台北まで移動。バス停では大勢の西洋人と一緒に待ち合わせをしていたところバスがやってくるが、西洋人たちは乗っていいのか判らないらしい。「空港行きか?」と尋ねられたので「いや、鉄道の駅行きだよ」と言って私だけ乗り込む。私ら漢字読めるから良いけど西洋人は大変だろうなあ。いや私らだって、何の字が書かれているかを判別できるレベルで、文章とかになったらどこが単語の区切りか良くわからない事も多くって、少なくとも私の場合はとにかく最初は戸惑うばかりだったものだ。1週間経ってだいぶ慣れてきて少しずつ判ってきたのだけど。小心とか、服務中心とか、謝謝合作とかもう大丈夫。で、バスに乗って新幹線に乗って(車中で原稿読みをするオレってなんて働き者なの!)、墾丁から台北まで6時間かかる。遠い。ぐったりするうち夕方になり、出身研究室に台湾から留学に来ていたところのCさんと落ち合い、晩ご飯を食べ付近を案内してもらい、お茶のお店でウーロン茶をたくさんいただく。元気そうで何より。

晩ご飯に台湾のものを食べたいと言ったら、ミルクフィッシュと言うのがあると言うことで試したわけ。で、これはどんな魚なのかを後から教えてもらったところによると、名前はサバヒー。で、それは虱目魚台湾語読みなんだそうな。そういえば墾丁の魚料理やで何度もその字を見て、「シラミって言われちゃ日本人の語感的にはちょっと食指が動かんなあ」と思っていたのだった。それか!で、サバヒーは台湾の国民的魚らしくって、南部では養殖が盛んだとの事。確かに、今日のバスでやたらと小さな水車で水を撹拌していた池があったけれど、あそこで養殖してたわけね!と、いろんな事が急に繋がって気持ちが良かったという。

ところで、墾丁では何もお土産を買えていないので、台北で勝負をかけないとヨメサンの機嫌を損ねる事甚だしいのは請け合いなので、頑張って見る。で、私はスーパーとかに入って日用品をお土産に探すのが定番。この製品をこんな風に作るのかあ、という面白みがあるよね。だけど、ここ台湾のスーパーは日本製品で溢れていた。文化の違いを楽しむには我々は似通い過ぎていて、日用品レベルでは同一化しているらしい。まあそりゃそうだわな。という事で、このラインは断念して、Cさんの案内の元、ヨメサンの注文の品を買い揃えに台湾のそごうに。ここも日本の店がいっぱいだった。