海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

平和ボケ

朝起きた時はまだ雨が残っていて大雨警報も残っていたものの、稲佐山に着いた時にはほぼ止んでいる。ミナミノシマはあと10個体ほどでよく、それならすぐに集まるわけで、今日はなんとか採れてないギンナガを増やしたいのであるよ。という事で、初日探したところに見逃しがないかもう一度見に行く事に。丹念に丹念に探してみたら、ちゃんと2個体見つかるのね。どんだけ見逃してるんやろうと落ち込んでみたり、でも見つかって嬉しかったり。とはいえこれでもまだ目標20個体に対して7個体しか採れていない。この調子だと目標を達成するのは無理としても、もうちょっと上乗せしてせめて10個体くらいまではもっていきたい。ということで、もう稲佐山で探せるところは探し尽くしたので、大昔に網張ってるのを見た記憶のある以前の勤務先の裏山に向かう事に。で、ギンナガってのは背後が壁になってて湿気のあるところによくいるわけで、稲佐山でもそうなんだけど、そういう場所ってのはつまり谷筋。なのでさっきまで降ってた雨が地面から染みだしてたり、歩いているところをちょろちょろ流れてたりするわけ。そうなると、万に一つの可能性として土砂崩れとか起こったら怖いよな、と思うと、もう頭の中そのことでいっぱいになる。イヤもしそんな事起こったとして「なんでこんな日にあいつらはそんな危ないところで調査してたんだアホじゃないか」って思われるのは必定。アホ扱いされるのはなんとか避けたい、とか思っているうちは危機感がないんでしょうな。いやでも後から広島の事を聞くに及んで、今日ばかりは無理に調査しなくても良かったかもしれないとちょっと思った。ともかく、裏山でも二個体発見。うれひー。で、帰りの飛行機までまだ時間があるけど、他に探す当てもなく、S宮さんに「こんな感じの場所で他に知ってるとこない?」と聞いて連れていってもらうと、そこでも一個体発見。これで全部で10個体、かつギンナガのいる場所の知識を二ヶ所増やしたので、満足して帰ってくる。これで今回の長崎行きも終わり。次は11月の学会。