海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

裏切り

京都北部の森に学生連れて観察会に行く予定だったところ、雨で中止。私はこの手のイベントで空模様に困らされることは滅多にないのだけど、ということは、今日は私の本音的には、あまり行きたくなかったのかもしれない。

ということで読書。「チャイルド44」。こないだ長崎で映画を見て面白かったので原作を読む、というやつだ。真実よりも政治が優先されるスターリン治世下のソビエトにおける連続殺人事件をネタにした人間性回復の物語。今の日本を見るにタイムリーな題材と言えようか。まあまあ面白かった。で、映画は原作とは全く違うものであることがわかった。いや、大筋は同じなんだけれど、本質は全く違うという。こういう脚色も珍しい。ところで、上下巻なので読み終えた上巻をその辺にほっておいたら、気がつくとぶーちんが読みふけっている。子供が惨殺されていく話なので、小学生に読ませて大丈夫だろうかと心配になるが、見つけられてしまっては仕方がない。ってか、どのみちこの手のものと隔離して育てるなんてできやしまい。大人の本が自在に読めるのは素晴らしい、ということにしておこう。

チャイルド44 上巻 (新潮文庫)

チャイルド44 上巻 (新潮文庫)

チャイルド44 下巻 (新潮文庫)

チャイルド44 下巻 (新潮文庫)