海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

インターネットはこわかとこたい

昨日の夜、子供が泣くので目が覚めた。あんまり泣きやまないので抱き上げてみると、サウナから出てきたばかりのように熱い。赤ん坊は熱を出すものだと知ってはいても、やはり初めての経験だと親は慌てる。ヨメサンを起こして、育児書をひもときネットで検索をかけ、どうしたもんだか色々調べ、突発性発疹ではないかと生兵法。まあ明日の朝医者に行けばよかろうということに。


で、翌朝ヨメサンと子供を病院に送り届け、あっしは野外調査に。研究室に戻ってくると、ヨメサンから電話。しっかり生兵法である事が判明。風邪らしい。で、薬をもらって今は落ち着いているとの事。いやー、ほっと一安心。


「それよりあーた!あたしはさっきあなたのズボンを洗濯しようと思ったのよ。ポケットに一体何を入れているのよっ!」


そう、それは月曜日。あっしは実習で学生にアリの分類をさせていて、日本産アリ類画像データベースにアクセスするために、情報処理演習室を使っている。で、学生が調べている間、ぶらぶらと空いている端末の間を歩いていて、「女子○生マル秘生画像」とか「隣のお姉さんの恥ずかしい××」とかと共に若い女性のあられもない姿が印刷された紙が放置されているのを発見。


いやまあ、19、20の頃にインターネットなんかにうかつに触れてしまったら、そういう行為に走りたくなるのもわからんでもないというか、あっしにだって覚えがあると言うか、微笑ましいわけであるが、かといってそんな用紙をぺろっと目に付くところに置いておかれても困る。女子学生だっているんだし、うかつな反応もできやしない。


君子危うきに近寄らずで、私は何事も無かったかのようにその用紙を取り上げ、4つに折ってポケットに入れ、そのまますっかり忘れていたというわけだ。そこに、思わぬところから君子の足をすくうヤツ出現である。


「ちょっと、一体これはどういうことよ!それってつまりあたしじゃあ、、、キーッッ!!」「いや、ちょっと待った。これはかくかくしかじかで」「何、随分いい訳がうまいじゃないの」「いや、こんな手の込んだ言い分けしないっしょ。本当だと言う事よ」「まあ、いいわ。そういうことにしといてあげよう」


危機一髪である。うちが磯野家だったら、私の顔にひっかき傷の二つ三つは出来ていたに違いない。