海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

3で解決

他所様の大学教員ブログを見ると、半期15回講義せよ圧力にどこも苦労している事がわかる。そりゃあそうだ。私学の場合、早いところは入試が2月になるとすぐに始まる。この状況で、今噂になっているように講義15週に試験に1週を配置することを強いられると、大学のスケジュールはめちゃくちゃになってしまう。

これは少し考えてみるとすぐにわかる。2月から4月初旬までの講義の無い期間を11週、正月休みまわりを2週と見ると、残りは39週だ。ここで講義と試験に16週、さらに補講と追試にさらに1週が必要と見ると、半期でほぼ17週が必要になる。これが前期後期で34週。他大学の人に来てもらって専任でできない分野の穴を埋めてもらうには集中講義も必要だからもう1週。さらにGWなど平日の休みを一年かき集めれば1週分くらい失われる(実際はハッピーマンデーのせいで月曜日に偏るから、修正のために祝日授業とか、他の曜日にみなし講義をしなくちゃいけなくて、これはこれで問題)。残りの期間が夏休みだから、だとすると残るのはわずか3週間(見積もりが過大だとしても、それでも4週ほどしか残らないんじゃないか?)。小学生にも負けてしまいます。

こうなると、夏休みに泊まりの実習に出たりインターンシップに参加したりはほとんど無理になる。部活も致命的なダメージを受けるね。学生が個人的に旅行に出て見聞を広める事だってできない。夏休みにバイトで学費を稼ぐのもダメだな。教員も、夏は研究できないね。国際学会にも行けないよ。

もし、ホントにこんな風になってしまったら、大学としてはもうダメだと思う。

というわけで、この圧力には、かわしていく対処法しかないと思うのだ。そこで変則三学期制ですよ。講義期間に8週、試験に1週の9週間1単位の学期を年に三回回す。で、一科目は週に二回講義する事にすれば、8週あるので15回+補講1回が確保できる。こうすれば、学期間に追試のためのバッファーとして1週間確保し、集中講義に1週とっても、全部で30週だから、長期休みに9週充てられる。これだけあればまあ良いよね。夏休み自体はこれまでと同じ時期にして二学期を二つに分断するもよし、各学期間に4-5週の休みを置いても良い(私的には前者が良いと思うが)。

どうです?思いつきにしては、結構良い案では?各私大におかれましては、無断でこのアイデアを使ってくれていいよ。