海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

昨日の今日

二時半に寝て七時に起き、メニューが新しくなったロイホで朝食をいただきチェックアウト。大昔の勤務校に向かうべく雨のバス停に急ぐと、時刻表よりも早くバスが来るのが見えて走る羽目に。息切らしながら何とか乗り込む。この路線は北部の住宅地と中心部を結ぶルートと東部と中心部を結ぶルートを一つにしている。で、中心部では何ヶ所かに分散している重要地点を次々と経由しているので、途中進行方向が180度逆転したりする。という事で、昔の勤務校に就職の面接のために初めて赴いた時は、あらぬ方角に曲がっていくこのバスに乗っていてたいそう不安だったものだなあと思い出す。

そうこうするうち峠を越えて、雨はザーザー降っているのに橘湾の向こうの方に1ヶ所だけ日の光が差し込んでいる光景が見えてきて、たいそう美しい。で、昔の勤務校に到着。S宮さん開発のギンメッキ飼育装置を見せてもらう。クモの飼育における課題の一つは子グモにどうやって餌をやるか。小さな子グモにいちいち給餌するのは大変なので、ほっておけば勝手に食ってくれるとありがたい。という事で、ライトトラップで集めた餌をパイプで衣装ケースに導入する仕組みを作って、衣装ケースの中に子グモを放すという装置を開発してくれたのだな。で、中には去年の夏から秋に私が採集したクモから生まれた子が何匹かまだ生き残っていると言う。素晴らしい。歩留まりはともかくも、何とかギンメッキの世代を回せる見通しが立ってきたわけ。いやしかし実際の装置に組まれた工夫を見ると感動する。面倒くさがりの私にはこういう細かな工夫を積み上げて行くのは発想すら難しい事を考えると、S宮さんという私と別の気質を持つ人と組ませてもらえているのはありがたいことであるという。っていうか、やっぱり一人で研究してるだけが能じゃないよね。

そして去年の野外調査データを、昨日のセミナーで話しきれなかった細かいところまで検討した結果、今年もまた月一で東京でクモ採りするのが望ましいという結論になる。また、今年もあれをやるのかあ。しんどそうやなあ。

で、午後からS宮さんは教授会と言う事なので検討会はお昼で終わり。駅前の回転寿司でご飯を食べるのだけど、ここは地元の魚屋さんが経営しているところなので、回転寿司と言っても大変良いネタが供されるので大満足。そして、夕方の飛行機の時間まで暇つぶしに懐かしのシネコン。「ゼロ・ダーク・サーティ」。急いては事を仕損じる、という話。4時間半睡眠の身にはちょっと辛かった事を白状します。取り上げている題材の鮮度の違いと言う事もあるのだろうけれど、私的にはこの手のネタは「アルゴ」のように多少なりとラッパーをかけて提示してくれる方が好み。

大雨の中飛んだ帰りの飛行機は大揺れだった。で、恐怖と戦うためには理性の力!活字!翼の王国!!と勇んで読もうとしたらば、この記事知ってるよ!!!ガーン昨日と同じヤー!交換してへんのかあ!!ちゃうわ3月号やあ。揺れるしい。ってことはなに?昨日の段階で既に新しくなってたのかあ???揺れるしい、とほとんどパニックで帰ってきたと言う。。。おかしいなあ翼の王国は暦通りに入れ替わると思ってたんだけどなあ。。。