海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

長崎満腹ツアー

そんなわけでいつもの時間に出発して空港へ。家からだと、乗り換え1回でかつほぼ直線の経路を辿るルートと、一旦南に大きく迂回して十三を経由する三回乗り換えの必要なルートで所要時間が同一であると言うミステリー。後者の方が運賃が安いので、そっちを選択してみたものの、乗ってみてから本当に同じ時間で行けるのかどうか不安になったと言う。でも、もちろん経路選択システムは優秀なのであって、ちゃんと予定通りの時間に到着して伊丹を離陸。新聞をサービスしてくれなくなった機内での活字中毒者(でも荷物が重くなるので本を持参するのは不可)の心の友であるところの翼の王国を開くわけだ。で、今回月末発で月が変わってからの帰りということで、帰路を考慮して行きに読む量を控える必要がないので、気の向くままに読み進められて幸せ。帰りは月号が変わるからね。ふふふ。

とかなんとか行ってるうちに到着。今回は機体右側だったので諌早の干拓地を見ながら。やっぱり雲仙と橘湾が奇麗に見える左側の方が良いという結論に達する。そしてリムジンで市街に。宿はいつもの長崎駅だけど、到着は13時前と言う事で、お昼ご飯を食べるため新地で降車。あらかじめ調べてあったラーメン屋を探してさ迷うものの見つける事ができず、やむなく大波止のインド料理屋でカレーランチを食う。辛さを数字で選べるとの事で、例えば5だったらどのくらいの辛さですか?とお店の人に質問すると、一瞬困った顔をされる事から、お客さんとの会話があまり得意でない事が推察されて、そうだったそう言えば長崎は果つる町だった、と、すっかり関西気質を取り戻している自分を見いだす。そして大量のライスとナンを平らげ、そうだったそう言えば階段の上り下り厳しい長崎では外食での量が多い事を思い出す。そうして最近リニューアルした宿にチェックイン。できて12年なのに、もうリニューアルするのね。で、S宮さんに迎えに来てもらって長崎大に。今日はT垣さんのところでセミナーをするのだ。S宮さんと来年の研究計画を考えるために、今年の調査結果の概要を知ってもらう事も兼ねているので、まだ完成されていないお話を聞いてもらう事になって恐縮する。で、長崎大には院生時代の同期であるところのI上さんもいて、聞きに来てもらう。I上さんに研究の話をするのはもう十何年かぶりで、ちょっとじゃなくってかなり恥ずかしい。セミナーは学部生の方からもたくさん質問をもらえてありがたい限り。セミナー後は研究室で飼育されているヒメイカを見せてもらう。大きさ2cmくらいだけど、普通のイカと体の構造は変わらないらしい。不思議。いやー、時代はイカだと思う。そして夜は住吉で懇親会。稲佐山の素晴らしさを訴えておいた。22時にハネて、I上さんと二次会に。去年来た時にお会いした奥様より「もうオッサンなんだから服装くらい若くしないとますますオッサンくさくなる」というメッセージをいただく。自らのありようについて深く考え込んでしまう。そうして25時半まで飲んでタクシーで帰ってくる。楽しく飲んだので自分的に盛り上がっていたので、運転手さんに話しかけてみるも、面倒くさそうな応対をされて、そうだ長崎は(以下略)。駅前について、なんか小腹が空いている事を発見し、ついふらふらと吉野家で牛丼の並を食す。若返った気持ち。