海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

27歳の頃

今日明日は「某ナルシスト知事のおかげでひどい目にあった大学」(長いぞ)で大学院向けの集中講義。この夏はよく働く私。昨日のウチに宿を移しておいたのだけど、昨日まで泊まっていたリッチモンドホテルプレミア(名前からして豪華だ)武蔵小杉と比べると、今度の宿はちょっと貧乏臭い。いやリッチモンドホテルプレミアはその名に恥じず豪華な宿であって、空気清浄機はあるしシングルの部屋なのに横向けに寝れそうな幅広のベッドだし、朝ご飯は美味しいしで、素晴らしいホテルかと思いますですはい。

で、今日明日の宿は朝食もなしなので、駅の周りで何か食べるかと思って(大学の周囲には宿がないので電車で二駅のところにホテルをとった)早めに出かけたら、人身事故でダイヤに大幅に遅れが、との報。こりゃ朝飯なんて言ってる場合じゃないと電車に飛び乗ったら、スースー走ってついちゃった。なんだい。ついたのは南大沢。ここにはアウトレットショップがあって、ここのシネコンは時々マイナーな作品をかけてもおり、また近くにアウトドアショップもあったりして、東京(多摩だけど)時代にはちょくちょく来たもんだなあと懐かしく思いながら、「某ナルシスト知事のおかげでひどい目にあった大学」(名前隠したってモロわかりやがな)へ。私を呼んでくれた先生は、もちろん名前は存じ上げているわけだけど、お話しさせてもらったことはなくて、人見知りの私的にはちょっと緊張しながらの訪問。しかしついてみるとなんの緊張の必要もない、フレンドリーなお人柄の人で安心する。いや、この業界、対人関係に問題のある人ちょくちょくいるから、油断してるとひどい目に遭うことあるもんで。

今日は2-4時間目の三コマで講義。お昼には呼んでくれた先生が研究室の学生さんと一緒に学内のレストランに行こうと仰ってくれるのでついて行ったら、レストランはルヴェソンベールだった。ルヴェソンベールといえば、某百万遍大学の周辺にたくさんあって、貧乏学生が、でもたまにはリッチな気分に浸りたくなる時に使う、ちょっと綺麗なレストラン。これが最近は東大とかに進出しているという噂は聞いていたのだけど、まさか「某ナルシスト知事のおかげでひどい目にあった大学」(しつこい)にも店を出していたとは!聞くとこの春から開店しているらしい。客層的には完全に多摩の有閑マダムに占領されていてきらびやか。なんかオレの知ってるルヴェソンと違う。で、1000円でサラダ・ドリンク・パンが食べ放題で一品がつくというコストパフォーマンスの良いランチに舌鼓。

講義が終わってからは研究室のお茶部屋で飲み会を開いてもらう。こういう外でやらない飲み会って、お金かからないので学生が参加しやすくって、多くの人がお客さん(私の事だ)と話す機会を持てるわけで教育的に効果高いと思う。私的にもこういう雰囲気は懐かしい。学生の頃は良くやったなあ、という。思えばこういうのはいつだったか昆虫研でセミナーをやった時以来じゃなかろうか。で、なんかすっかり研究室の一員のように溶け込んで飲むオッサンがいてですね。実は私はこの研究室の人脈に連なる人々にたくさん知り合いがいることが判明。うーんなんだかやっぱり初めて来たんじゃないような錯覚に陥る。いや実際、ここは私がよく知る昔の研究室の雰囲気そのままで、とっても居心地良く過ごさせてもらう。