海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

御利益

今日はマイドームおおさかで、関西こども将棋大会。ヨメサンが子供たちを連れていって、私は朝の実験を終えてから昼ごろに合流の予定。予選を突破すれば本戦は午後からで、エントリーは最弱クラスなので、さすがに上の子とぶーちんのどちらかは予選突破するだろうとの目論見だ。で、着いてみると、二人とも通過との事。さすがに最近は将棋教室に通っているだけの事はある。いやそれより何より、ヨメサンが興奮して話してくれる事には、なんでも行きの電車の中で今日の審判であるところの福崎文吾九段と一緒になったらしく。以前にも町の将棋大会で見かけていた事もあり、ミーハーなヨメサンは話しかけてみたのだそうな。そしたら、そのままずっと会場まで世間話しながらご一緒させてもらったそうで、ウチの子に「ほら、ちょっと強くなるかもしれないから触らせてもらいなさい」とか失礼な事までヨメサンが言ったにも関わらず「スポーツ選手じゃないからねー効果ないですよー」とかおっしゃりながら(先生、それはスポーツ選手でも効果ありません)、快く触らせてくれたりオーケーしてもらえたり(子供は結局触らなかったらしい)、子供にいろいろ話しかけてくれたり、なんだか大変ありがたかったのだとか。で、最寄り駅まで着いて、駅周辺地図など見るに、ヨメサンとウチの子はこっちかなー、とか思ったらしいのだけど、福崎九段が「こっちでしょう。私来た事ありますから」と、違う方向にどんどん歩いていくらしい。で、こんな風に平気で人に話しかけられるヨメサンだけれど、自信満々の人に異を唱える事のできない気の弱さも兼ね備えているわけで、おかしいなあと思いながら着いていったのだそうな。その時9時30分。会場までは5分くらいの距離で、受付は10時までなので、まあまだ余裕がある。しかし、福崎九段についてどんどん歩くうち、やっぱりどうも全然見当違いらしい事にみな薄々気がついてきて、「私たちはともかく、先生が遅刻されるのはまずいのでは?」とか心配するヨメサンだ。ウチ的には、先生と一緒なら遅刻しても平気と言う事だな。で、道行く人に聞いて教えてもらうけれど、福崎九段はなかなか信じてくれないとの事。さすがは王座までなった人の自らを頼む力の強さであろうか。しかしそんなこんなで9時50分に着。ウチの人も福崎九段も無事に間に合ったと言う。てな話を聞いてホッコリして、本戦。ウチの子たちは一回戦は勝ったけれども二回線であえなく敗退。とはいえ、二年前は二人とも予選通過もできなかったのだから、格段の進歩なのだな。と言うか福崎九段のおかげだろうか。いずれにせよ良い事である。そして、梅田で少しお買い物してから帰ってきて、夜はがんばりましたねの回転寿司。