海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

世にミスの種は尽きまじ

学会から帰ってくると大抵は雑用がたまっているわけで、今日はそれをこなす日となる。で、最大のものがゲラだ。ゲラと言ってもずっとやってる本のものではなく、ちょっと前にアクセプトになった論文のもので、これは気合が入るわけよ。と言っても今時テキストはファイル流し込みなわけで、ミスがあるとしたら図表とか文字スタイルとかそんなところしかない。とはいえ安心してテキスト見ないのも気後れする老兵なので、PDFからテキストを抽出して原稿とdiffするという手口でチェック。当然間違いなどない。しかし、だ、一個だけスタイル変換のミスを発見。プレインであるべきところがイタリックになってたじょ。喜び勇んで編集にメール。すると「おおきに。ところでグラフの縦軸に同じ数値が二回出てるのはいいの?」と言われ、見てみると本当だ!Y軸が0から始まって0.1が現れ、もう一つその上に0.1とあるじゃん。気がついてなかった。で、原稿をたどると、なんと統計ソフトで描いたオリジナルからこの誤りが存在している。査読者めー(っていうかオレが悪い)。しかしおかしいな、統計ソフトで描いてるのになぜだ?と思ってその時のコマンドをレビューしてみたら、本来0.05と0.1であるべきところ、小数第2位を四捨五入しろってオレがコマンド書いてるよ!そりゃ0.1と0.1になるよ!バカバカバカ>オレ。っていうか、見つけてくれてありがとう>編集。いやー、しかし、ほんといろんなミスのやり方があるもんだなあ。