海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

てんこ盛り

今月後半のカルチャーセンターの講演用のスライドづくり。最近やってない網づくりの話を中心にするので、昔のスライドとか写真とかを掘り出しているのだけど、なんか子どもの小さい時の写真とかを見つけちゃって、もうそうなるとあかんよね。ひたすら眺めて、ハッとすると30分くらい経ってるの。あかんあかん。ということで、もう忘れていた素材とか思い出したりして、ヘーオレこんなクモが捕食されたシーンの動画撮ってたんじゃん、とか、こういうのも悪くない。で、結果としてスライドは96枚になった。講演時間90分だから、ちょっと多いかなー。

非効率の極み

ついに学部長の出る会議が対面に戻ってしまったではないですか。つらい。しかもいきなり3時間半も。昨日今日と5時台に起きているので、途中ついウトウトってしちゃったのは仕方ないよねー。オンライン会議だったらそういうときに、ちょっと体を伸ばしてみたり、他のことに気を行かせて眠気を飛ばしたりできるのに、対面だとじっとしてなきゃいけないからねー。それにしてもこの国のワクチンの打ち方は、必要性の高い人から順に打っていくという合理的なものから、情報やコネを持ってる人が先に打てるという腐敗したものに、いつの間になっちゃったんだろうね。誰でも良いからどんどん打て、っていうのは供給量が潤沢にあるからこそ選べるオプションで、そうでないのならちゃんと順序立ってやらないと社会がムチャクチャになるじゃんかよな。っていうか、これ、まさかと思うけどエライ人が自分を優先させるために作り上げたスキームだったりするわけ?

レベルが1上がった

立ち講義が1つ対面なのだけど、受講生から「感染が怖いのでオンラインを継続してほしい」という希望があり、いやもうその要望は極めて当然であるからして、じゃあ、と、これまで一度もやったことのない、立ち講義を教室でしながら、それをZoomでも流す、といういわゆるハイフレックス型をやってみた。幸い、この授業は反転授業にしてあって、教室では講義動画をあらかじめ見た学生から集めた質問に答える形でやるので、スライド画面に質問を映して、それを読み上げながら回答するスタイルにすればよく、教室にいてもオンラインでも受講環境としてはほぼ同等になるはずで、運営方法としても、画面共有したZoomを流しながら普通に喋るだけで良いはず。つうことでやってみたけど、これなら簡単だと思う。喋るときにカメラの前から動かないこと、黒板とかは使わないことさえ気をつけていれば大丈夫っぽい。あ、教室のマイクシステムを使ったときに、音がZoom側にどう流れるかがよくわからなかったので、安全のために肉声で喋ったので、それで体力奪われたのが課題といえば課題か。次回はマイクを試してみてもいいかも。ところで、こういう形式の授業の場合、教室に来る学生の数が極めて少なくなることが多いということをよく聞いていて、ああオレどうなるかなワクワク、とか思っていたらば、1/3ほどが来ていてガッカリ。まあ次の時間に必修のゼミがあるからしゃーないか。夕方、久しぶりにシネコンへ。「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」。中二病が世界をすくう、かも、という話。セカイ系か。いや、前作に引き続き面白いんだけど、後から冷静に考えてみると、ちょっとよくわからんプロットというか説明不足なんじゃないか?というところかいくつかあった。まあでも上映時間短いからそっちのメリットの方が大きいかな。で、シネコンなんだけど、平日だと思って舐めてたら結構お客がいて、端の方に座った私なのに、後ろに高校生男子三人組がいて、喋る喋る喋るで閉口する。ポップコーンも食べながらなので、つまりマスク外してるんじゃないの君たち?怖いわー。一応劇が進行して静かな場面が増えたら口が閉じたんだけど、ちょっとこういうリスクってあるよね。オレが席を取ったときはまわりに誰もいなかったのに、後からこられるのは避けられないよね。ってか、上映時間ギリギリになってから席を取るのが吉かな。

インテリの務め

ついに今日からまた対面授業の再開なのである。どんよりするが、対面が良いという2回生の意向には逆らえない。で、週3日大学に行かなきゃならないところ、すべてを車通勤というのは、なんかしんどい気がして、火曜日は2時間目一コマだけなので、電車が混まないタイミングを見計らって移動が可能であろうという算段で、久しぶりに京都方面行きの電車に乗る。行きはできるだけ遅い時間の方が空いているはずなので、授業開始ギリギリのタイミングにつく電車に乗ることにしたのだけど、駅について、これ、電車が遅れたりしてたらアウトでは?ということに気がつく。やばいな。幸い今日は時間通りだったけど、これやるときは朝電車の運行情報をチェックしておいた方がいいかもしれない。で、授業。対面で自分のリスクを減らす方法は、できる限り学生にしゃべらさないことであるから、少人数授業であるけれども、ひたすら自分で説明をした。どうみても少人数授業の目的からして本末転倒であるが、しかたがない。私は、少人数授業こそZoomでやるべきだと主張したのであるが、学生の感情を重視すべきとのことで聞き入れてもらえなかったのだな。つまり、世の中の方が狂っていて、その道連れにされてはかなわない、と私は思っているわけである。いや、まあ、でも、これまでずっと画面越しでしか話をしてこなかった学生さんたちの生の動きや声に接するのは、本能の部分をぐっと鷲掴みにされるようなところがあって、「これはええなあ」という反応が自分に生じている、ということも認めざるを得ない。でもしかし、ともう1回反転させるけれども、これは単に動物としての反応であって、それが現下の状況で本当に望ましいのか?ということをこそ、きっちりと考えるべきだと思うのよ。ということで、授業を終えて、今度は帰りの電車が混まないうちに帰ってくる。夕方からは基礎生物学研究所主催のオンラインの動物行動学セミナーに聞き手として参加。これ、シリーズ物で、今の動物行動学周りですこぶる面白い研究している人を集めたすごいセミナーなんだけど、今日は1回目でシャコの加賀谷さんのお話。実は一度も聞いたことが無かったのでめっちゃ楽しみにして聞いたら、パンチの話というよりか、行動を見るとは何か、というテーマに繋がる深い話だった。あー、なんかこういう哲学の入った話に触れるの久しぶりで、この感覚忘れてたんだけど、思い出してみるとめちゃ楽しい。けどオレの質問は極めて生物学よりのものになっちゃって、オレも汚れちまったな、と思った。で、このセミナーちゃんと懇親会もあって、SpatialChatで開かれたのね。このツールに参加するのは初めてなんだけど、春の生態学会の懇親会の時みたいに距離の概念があって、アバター動かして誰かの近くに来るとその人の声が聞こえるようになってるやつなの。なので、2人で他の人から離れてナイショの話もできたりするのね。で、生態学会の時よりも、その離合集散が簡単にできて面白かった。加賀谷さんともお話しできたし、めっちゃ満足。っていうか、頭がフル回転した夕方以降で、メッチャテンション上がった。オレもまだやれる、って思ったよ。

日和ってみた

今日も1本書いた。これで一応月ノルマは達成。なんのかんのと4ヶ月分書いてきて、結構たまってきた感じがあるので、あとどのくらいを目標にすれば良いかホシノさんに原稿投げながら質問してみる。で、今日は昼休みに会議があって、幸いZoomなのでそのためだけに大学に行く必要は無かったのだが、その会議はエライ人とか学外の人も出席するので、さすがにTシャツで登場するのはずいかな?と思って20分ほどのその時間の間だけ襟つきのシャツに着替えてみたのだけど、なんだかあほらしい。バーチャル背景とかいらんから服装を偽装できるフィルターとかないのかしら?と思ってみたらSnap Cameraが使えるとか書いてあるな。どうなんかな。晩ご飯は鶏を茹でてその汁でご飯を炊いてみたらめちゃ美味かった。

中休み

ミシマガの原稿は月4本ペースで書いていて、昨日2本書いたのであと2本。やろうと思えば明日書けそうだし、ダメでもまだ月曜がある。ということで今日は農作業。先週に引き続き、田んぼの草取りである。この作業は苗の間の土を撹拌して泥の層を形成し、水抜けを抑制する効果もあるので、大変大事なのであるよ。つうことで、2時間ほど作業する。もう腰がめろめろ。