海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ハウステンボス破綻

一昨日ハウステンボス会社更生法を申請したわけだが、今日ネットで関連ニュースを読んでちょっと引っ掛かった。


ハウステンボスは総面積150ヘクタールに2000億もの初期投資が行われている。ということは、1平方メートル当たりにしたら10万円の資金が投じられていることになる。これだけの資金を投じれば壊れていた生態系を回復することくらい誰にでもできる。世の環境保全活動はもっと赤貧で、環境省の平成15年度一般政策経費予算の要求額でさえ995億しかないくらいなのだ。あげく、できた生態系とやらは私に言わせれば人工のハリボテなもの。


あと、政府の不良債権処理策が破綻の原因であるかのような物言いも気になる。はっきり言って破綻の原因は、ハウステンボスがつまらないからだ。開業してこの方一度も目標入場者数を達成できなかったのは、単にお客にそっぽをむかれたからに過ぎない。そこのところをきちんと理解しておかないと、会社更生法で再建を目指しても無駄な努力になること間違いなしだ。