海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

逆張り

去年キャンパスでゴミグモがワサワサいたところを発見して、これは使えるかもと思っていたのに、今年は去年の1/3ほどしかいない。たくさんと言ってもクモがいるところの面積はとても小さくて、これだけ減ると実験等には使いにくい。去年発見した時には「こんなうまい話があるわけない」と思ったものだけど、それはマーフィーの法則封じのために浮かれないようにしただけなんだから、ホントになっちゃ困るんだよ。

上の子の時計の電池が切れたのだけど、買ったお店のサービスで1回無料で換えてくれるというので、夜持っていく。ついでにシネコンで「Black & White / ブラック & ホワイト」。女友達は男の一番の敵、という話。こんな風に横からいい加減な事を吹き込んでくる人にグチャグチャに引っかき回されるのってよくある話だ。っていうか、何気に面白かった。エスカレートしていくドタバタと、それを生み出すシチュエーションがよくあっていて、極めて自然に話が転がっていく、上手い脚本だと思う。オチも小技が効いていて素敵だ。ヒッチコックの話を出しておいて中盤の長回しとか、時代遅れの中年映画ファンのこころを鷲掴みだよ。今さらリース・ウィザースプーンがヒロインじゃないだろうよとブー垂れてて悪かったよ。しかし、あらためて考えてみると、いったい誰を取りあっているのかイマイチ判然としないお話になっているような気がしないでもなく一部の好事家にはたまらないのだろうけれども、McGはそういう事への目配せは全くやらなさそうな人なのであって、至って健全な仕上がりになっているのであるな。