海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ツーと言えば川、山と言えばカー

ウチの子供の名付け方だが、まず使いたい字を一文字決めて、その字を使って最高の字画になるようにもう一文字の画数を決め、漢和辞典でその画数の字をかたっぱしから当てはめた。手当たり次第なのであまり名前に使われない字も多く、とんでもない組み合わせもあったが、中には斬新な組み合わせもあったのだ。


誰かと会話をしていて何か閃く時と言うのもこれに似たようなところがある。会話だから相手に対する反応にあまり時間をかけることは出来なくて、相手の言葉をちゃんと理解したかどうか確認せぬまま、とりあえず何かを返さなくてはならない。私はこのとき、これまでに蓄積した引き出し(いろんな言葉やいろんな物の見方のリスト)の中から、今の会話に当てはまると言う制約のもとで適当なものを拾い上げてくる事が多い。そんな風に会話を続けるということは、自分の引き出しにあるものをかたっぱしから相手の言うことに当てはめ続けること。で、ときどきふっと斬新な受け答えの瞬間に出くわしてピンとくる。


昨日の「理系にもうたごころが必要だ」というフレーズを意味のわからぬまま記憶にとどめておくのも、いつか何かの会話の折りにあてはめてみようと思ったからである。