海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

領土争い

去年からクモの造網行動の撮影に再度とりかかっている。で、以前のように同時にたくさんの個体を張らせてみて上手く行った個体だけデータ化するのではなく、今回は1日にトライできるのは1個体だけ。で、ギンメッキだと造網率が10%程度なので、ほとんどの場合、仕掛けてみても翌朝来ると失敗していたということになる。だけど仕掛けた以上結果を確認する必要があるので、授業がなくてもこのためだけに大学に来たりしていて、もうこれが私にとってはムダでムダでしかたがなかったわけ。ということで、この問題を解決するには、撮影装置を研究室から自宅に移すことである。これなら仕掛けと確認のための都合2回分の移動にかかる時間がゼロになる。で、幸い、この春から北の大地に行ってしまったぶーちんの部屋が開いているわけだ。私としては去年からここを虎視眈々と狙っていたのだが、実はヨメサンも同じことを考えていて、ぶーちんがいなくなったらあっという間に占領されて、彼女の良いように部屋を作り替えられてしまった。あとから抗議してもダメ。実効支配の力は強いのである。とはいえ、こちらとしてもなら実力行使も辞さない、とプーチン化してみたら、じゃあとヨメサンから提案があった。ウチは子ども部屋を繋ぐ形でロフトがあって、でもそこは子ども時代のがらくたが乱雑に積まれた物置スペースになっているので、そこを整理してスペースを作ればいいじゃないか、と。うーむ全面戦争は避けたいところなので、そのへんで妥協するか。と、言い出しっぺのヨメサンと2人でロフトの掃除と片づけ。もうなんか懐かしいものがどんどん出てきて作業が進まないの。けど、夕方にはなんとかスペースができて、ここ、床とか拭き掃除したら妙にきれいなのな。ずっと物置だったから、逆に使われてなくて消耗してないのな。ここを使えるのはちょっとうれしいかも。