海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

夏から冬へ

今日から後期が開始と言う事でキャンパスは再び学生で賑やかになる。一人の学生に「白い恋人」を一枚もらう。


「あー、君は夏休みに北海道かね」
「そうなんです。酪農体験で2週間行ってきましたー」
「酪農!それは感心。人間環境学部にいるんだから農に関わる経験と言うのは大事だね。で、どんなことを?」
「乳絞ったりワラすくったり」
「なるほど、いい感じだ。それにしてもまた、そんなのどこで見つけてきたの?」
「インターネットでポチっと」


そんなことがしたくても、どうしたらいいのかわからなかった私の若い頃と比べると、今は良い時代だと思った。日本の西の果てにいながらにして北の果ての情報が手に入ってしまう。ちょっとした積極性さえあれば、なんだってできそうだ。しっかりした自分であれば、今は良い時代だ。


就業時間が終わって即帰宅した。麓の都銀まで行かなきゃいけない。今年もらっている研究費のうち一つは個人管理で都銀に口座を開いて振り込んでもらっている。都銀だから田舎にあるウチの大学の周りには支店がなく、普通はそれでもいいんだが今月末は中間報告を出さなきゃいけなくて、それには通帳の写しをつける。というわけで記帳に行ってきたわけ。


で、通帳はウチに置いてあったのでそれを取りにいっぺん帰宅し、歩いて山を下りようとしたのだが、晩ご飯を作っていたヨメサンが子供がまとわりついて煩わしかったと見えて「子供を背負っていけ」と言う。ふむ、それも一興かと思って背負子に入れて階段を下った。


よくスキーのゲレンデで子供を背負って滑っている人を見かけるが、私には到底ムリな事だということがわかった。こんな重いもの背負って一度後傾になろうものなら絶対に復帰できなくて転んでしまう。歩くだけならなんてことないんだが。


晩ご飯を食べているとヨメサンの兄夫婦がこの正月家族でスキーに行こうと言っているらしく我が家もどうかと。なんかタイムリーだ。タイムリーな誘いは何かきっと運命に違いないから乗るに限る。