海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

学術雑誌に価格破壊を!

論文の校正が届いたので午前中ガシガシと行う。別刷り代が100部で6万円ほどするらしい。一部600円。論文は全部で15ページだから1ページあたり40円だ。なんかそれってちょっとボリすぎじゃあありませんか。学術雑誌は全部Web出版にしてPDFを送るだけにしてくれれば安くなって良いのに。

どうでもいいが、最近朝日新聞と読売・産経の社説の間で都立高校の日の丸君が代処分事件についての論争が繰り広げられているが、今日朝日にこの論争に対する読者の意見が特集されていた。その中で

朝日社説は、強制と言う言葉をマイナスのイメージで使っているが、しつけや教育は、そもそも強制でなくてなんだろう。自ら考え学ぶということは、ちゃんとした強制された教育を受け、なぜそれが必要か、などと自問して生まれるものだと思う」
というものがあって、なんだか頭がクラクラ来た。確かに一般論としてはそうなのであろう。しかし、世の中に人間が一人だけだったらそもそもしつけや教育はいらないわけで、つまり規範というものは、対立する個人の利害を調整するために存在する。君が代を歌わない人間が誰かの利益を侵害しているとは思えないのだから、今回の論争に関して強制の存在を正当化するのはまったくもって筋違いである。他にも
日本国民に日本人としての必要なことがらを教えるのが学校教育であり、
てな意見も載っていた。いつから学校教育はそんなものになってしまったんだ?わしゃ聞いてないぞ。ひょっとして、朝日が自分たちを正しく見せるために批判派の意見はアホなものだけ選んで載せてるとかじゃなかろうな。

それはともかく新聞で読む限り、都立高校で起きている事は常軌を逸している(そういえば都立大もだ)。これはウチの子が高校に上がる前にとっとと東京から逃げだした方がよさそうだ。