海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

もしもしカメよ

Mぺさんが自分の学生さんを連れて訪ねてくる。クモを使って卒論がしたいとの事。そこで、本務校では教養担当で学生のいない私が、たくさんたまっている小ネタを出すのである。しかし、これらのネタの中には、結果によっては努力が無駄になるようなものがたくさんあって、だからこそ自分でやってないわけなので、そういうものを真面目そうな学生さんに提示するのは少し気が引けないでもない。

どうでもいいがMぺさんもわざわざ学生さんと一緒に来るって、なんて親切な先生であることか。私には真似できない。まあ、こちらとしては、何を言ってもMぺさんには通じるからということで、あまり気を使わないで喋る事ができて楽だった。

久し振りに動物行動の映像データベースに登録がある。というか、私が代理で登録したんだけど。題は「イシガメの産卵」。飼育個体の映像で、実はこの個体はウチで飼っているカメの姉妹なんだな。で、映像を編集したのは私だという。修論でカメの研究をしていたヨメサンも「実は産卵行動って見た事ないのよねー」という貴重な映像。

そういえばヨメサンの下働きで、野外で産卵シーンを押さえようと、7月ごろに4時起きでフィールドに出かけたことがあったっけ(イシガメは朝産卵する)。で、9時前頃産卵の雰囲気を漂わせたカメを発見して、私が追跡を任じられたのだけど、人の気配を察したカメは側溝に降りて動かなくなっちゃった。仕方がないので私も炎天下の中近くに腰を下ろしたのだけど、一時間くらいでギブアップ。カメと我慢比べしちゃ勝てないわなあ。