海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ダ・ヴィンチ・コード

ダ・ヴィンチ・コード〈上〉ダ・ヴィンチ・コード〈下〉
先日京都で友人に「面白いから」と言われて「へーそういえば良い評判を聞くよ、じゃあ読んでみようかなあ」という話をした。で、東京に帰る途中、カメを引き取りに行った愛知県の別の友人に突然「そういえば読む?」と言われたので、軽く驚きながら貸してもらう。で、新幹線から乗り換えた中央線でも若いお嬢さんが読んでいるところに遭遇。すごいシンクロニシティーだ!っていうか、流行ってるんですね?

で昨日、日が変わった頃からうっかり読みはじめてしまった。内容はキリスト教の秘密にまつわる陰謀と暗号解読のサスペンス。いや、これが正に巻措くを適わずであって、特に前半、複数のプロットが交互に描かれていく部分、あるプロットがポイントにさしかかる度に章が変わり別のプロットに移る部分のクリフハンガー的手法はお見事の一言。「どうなるんだあ!」と叫んでページをめくらざるを得ない。前半部分のテンションと比べて、後半少し手詰まり感と尻すぼみ感があったが、仕事もある家族サービスもある中、昨日一日で全部読み切ってしまったわけで、いかに面白かったかということである。それにしてもルーブル美術館のシークエンスはいいように振り回された。

これ、映画で見たら面白いだろうなあと思っていたら、すでに制作決定との事。しかし、監督はロン・ハワード。一抹の不安を覚えんでもない。