海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

三日で飽きる

ポスター発表で、ヤブツバキの実の皮の厚さとそれを食べるゾウムシの口吻の長さの地理的変異と温度環境の関連を調べる事で、「温度が高くなって実が大きくなり、それに伴い皮が厚くなり、ある閾値を超えると、ゾウムシとの間に軍拡競争的共進化が始まったからだ」と説明する発表を聞いた。以前から面白い話だという噂を耳にしていたが、実際に聞いてみると、確かに今回の学会で一番面白かった。

どうも今日は興味をひく話が少なくて、ポスター発表をざっと見ただけに終わった。他にも退屈そうにしている人がチラホラいたので聞いてみると、おんなじ状態である。学会をシンポジウム中心にするのもいいが、そのテーマが狭いものばかりだと、こんな風にあぶれる人が多数出てくるんだがなあ。

夜、bio-image.net管理人のK氏と飲む。いいかげん海の幸にも飽きてくる。