海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

子に教わる

今日は論文書きの続きで上野原に。明後日からの学会発表用のポスターを作るためにA0印刷可能なプリンターを借りるのも目的。で、高速に乗る前にコンビニで1万円のハイカを買い求めたら、なぜだか2枚くれた。で、一瞬「も?も?もらっちゃおうかしら?」と考えたせいで、返すタイミングを失ってしまい窮地に追い込まれる私。しばらく煩悶する。「スーパーでお釣りを多めに渡されたときは、いつもありがたく頂戴しているじゃないか」という悪魔の囁きが耳元でガンガン聞こえてくるが、さすがに1万円ともなると気がとがめる。なので「あ、あの、2枚重なってました」と小さな声で告げて、逃げるように店を飛びだしたのであった。

ウチに帰ってくるとヨメサンが「今日は子供二人を連れてバスと電車に乗ってきたのー」と言う。「昼過ぎから出たから上の子はもう最初っからネムネムだったんだけど、頑張って良く歩いたのー。で、帰りの電車を降りてバス停のところに来たところで、急にだっこって言い出して、私の胸にいる下の子指さしてイヤって言い出したのー。きっと、お兄ちゃんの自覚で自分はしんどいけどここまで頑張って歩いてたのが、ついにどうしようもなくなったみたいなのねー。偉いねって言ってタクシーで帰ってきたのー」と。

ああ、お父ちゃんの小者度合いと比べて我が子のなんと立派なことか。