海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ちょと親バカ

朝から狭山湖の周辺の自然公園とされている森に出かける。今にも降り出しそうな天気だったが、そんなこと言ってたらいつまでたっても外に行けなさそうなので無理矢理出発。で、歩いていると急に林の感じが良くなって、地図ではどうも東京から埼玉に県境を越えたところらしい。そういえば、しばらく前にも似た経験をしたことを思い出した。東京と埼玉では管理ポリシーが違うのか?

で、サガオニグモを大量に見る。ほとんどの個体がこしきの上下にかくれ帯をつけていて、持って帰って網を張らせれば一仕事できそうだと思ったけど、よく考えたら週末は学会に行くのでダメやん。で、案の定昼過ぎから降り出したので帰ってきて論文をいくつか読んだ。アリがexploitative defenseという方法で競争種から縄張りを守る話、ヨウジウオの繁殖回数の話と太平洋の島における環境条件と森林破壊の関係の話。

そういえば昨日下の子は、ウチの隣の大学で行われている発達心理学の実験の被験者になったそうな。それは、なんでもいくつかの言語で、お母さん口調(赤ん坊に話しかける時の抑揚を強調した話し方)と普通の話し方とを左右のスピーカーから聞かせて、どちらのスピーカーをより長く中止するか、という話だったらしい。で、連れて行ったヨメサンはその話を聞いて「そんなのお母さん口調を長く見るに決まっている。そんなのお母さんの常識」と思ったらしい。確かに私も似たようなことを本で読んだ記憶がある。で、「よっぽど「それの何が新しいんですか?」って聞いてやろうかと思ったわよ」とヨメサン。でも、きっと実験をしている方としては、本当はもっと専門的な目的があったのだけど、素人さん相手だと思って、適当に分かり易い説明をしていたに違いないので、突っ込まなかったのは正しい判断だったと思う。

どうでもいいが、今日ウチの子は、人からもらったタツノオトシゴの人形を持って「サカナ?」と聞いてきた。へっぽこ生物学者のお父さんとしては、そんな我が子のことが誇らしいよ。だって、まだ2歳よ。2歳。しかも教えてないのよ。