海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

今日が本当の初日

学会は今日から一般講演。不確実情報化における意志決定モデルについての発表をどきどきしながら聞きに行くと、闘争行動が対象だったので採餌行動を対象とする私・Mぺさんとは完全にかぶるわけではない。内容的には情報を得るのに払うコストと正確な情報を得たことによる利益の関数として最適な行動が決まるということで、私たちのと良く似たもの。この手の話は基本的にこの場所に落ち着くのだな。後は、円網性クモは暗い森林から明るい草原に進出して餌サイズが大きくなり体が大型化したのではないか?という話、種内でサイズの異なる個体が縄張りを重複させるタンガニイカ湖のシクリッドで、重複を許す個体同士のサイズを調べると1.3倍になっていて古典的なハッチンソン則が当てはまるという話。ヒメサスライアリの話は講演キャンセルになってがっかり。ここまでが午前中。

午後はシンポジウムまでのわずか二時間の間にお昼を食べて膨大なポスターを見なくてはいけない、というスケジュールで結果的にちゃんとポスターを見なかった。で、夜は出身研究室の先輩方を中心とするメンバーと梅田で飲む。 K学のT畑さんと、文系的大学組織の中に自然科学系の人間が置かれたときの戸惑いと対処の仕方について盛り上がる。

で、急いで帰ってきて9時10分頃から「不機嫌なジーン」の最終回。ついに最後まで見切ったぞ。我ながらなんて辛抱強いんだオレ。

どうでもいいが、学会はリーガロイヤルホテルの横の大阪国際会議場で開かれているのだが、同時にファッション関係のイベントも開かれていて、そちらの参加者が我々を見て「生態学会だって。あははは」と笑っていた。そりゃまあ、外見命の世界の人たちからすれば、我々のようないでたちの人々はおかしさを感じる対象なのだろうなあ。